#【記事についての注意事項】 特に記載がない場合 ◆参加費は無料 ◆申込不要 ◆申込や問合せの受付は、土日祝を除く8時30分~17時15分です。 ●ページ番号検索 市ホームページのトップから、記事の関連ページを検索できます。 7ケタの「ページ番号(ID)」を入力し、表示ボタンをクリックしてください。 # 各項目(タイトル)の頭に「#」をつけています。 【2~4面】 ************************************************** # 特集 和歌山市立こども科学館 プラネタリウム 3月2日(土曜日)リニューアルオープン ************************************************** 昭和から平成にかけて37年間にわたり多くの市民へ星空を届けてきた、和歌山市立こども科学館のプラネタリウムが新しく生まれ変わります。 みなさんはプラネタリウムにどのような思い出をお持ちでしょうか。市内で生まれ育った方にとっては、小さい頃に連れていってもらったとか、初めて見たのがこども科学館のプラネタリウム、という方も多いのではないでしょうか。 今も中学生以下の児童生徒だけで、年間2万人以上の観覧者があります。また、こども科学館への来館者の半数以上がプラネタリウムも観覧していくなど、私たちには身近な存在のプラネタリウムとなっています。 なお、現在、常設のものとしては県内唯一のプラネタリウムでもあります。 昭和56年のこども科学館開館以来、初めて全面リニューアルされたプラネタリウム。これからも、新世代の設備と技術で、限りなく本物に近い星空を私たちにとどけてくれるでしょう。 -------------------------------------------------- # 全国で3番目(近畿では初)の採用 主投影機 Cosmo(コスモ)Leap(リープ)Σ(シグマ)コニカミノルタプラネタリウム株式会社製 -------------------------------------------------- -特徴- 全光源にLEDを採用 明るくシャープな星を投影します。背景の黒はより黒く、暗い星でも正確でメリハリのある投影が可能です。 恒星の投影数が約9,000個に 従来機と比べ1.5倍に増加しました。これは、肉眼で見える約6.5等星までの数です。 星の色・瞬きをリアルに再現 双眼鏡で覗いてもリアルな星雲・星団・近傍銀河、変光星(光度が変化する恒星)、朝夕焼け・薄明薄暮の投影に加え、大気の影響で星の見かけの明るさが暗くなる現象も投影が可能です。 星空の解説をより分かりやすく 従来の機器では投影数に制限のあった星座絵、星座線、目印などの投影数が80種に拡大しました。 -座席- 座席数 122席 座席の配置が従来の馬蹄形状から、どの席からも映像が見やすい一方向扇形に変わりました。前列の14席は移動席で、車椅子スペースの確保が可能です。座席の一番前には多目的スペースを確保し、ステージや団体利用の滞留スペースとして利用することができるようになりました。また、非常時にもすみやかな移動が可能となるように通路幅を確保しています。 -4Kデジタル投影機- 高解像の4Kプロジェクターを2台配置し、全天周につなぎ目のない映像を投影します。高コントラストを実現することで、主投影機からの美しい星の輝きを妨げず、ドームスクリーンに高精細・高臨場映像を投影します。 日食、月食、星食等はもちろんのこと、彗星、小惑星、流星など地上から見える天体のさまざまな現象の投影が可能になりました。学習投影や星空解説をより充実したものにでき、天文教育の幅広い用途への活用が期待できます。 -------------------------------------------------- # 世代を超えて楽しめるプラネタリウム -------------------------------------------------- ●たくさんの思い出をありがとう 今回、引退となった旧型機は「MS10型」というプラネタリウムです。最多期には、こども科学館の他に、国内では同型機が41台稼働していましたが、平成30年11月時点では27台まで減っています。 これは老朽化に伴い設備を入れ替えたり、残念なことにプラネタリウムの運営自体をやめてしまうところもあるからです。幸い和歌山市では国の補助金を活用するなどし、新型投影機の導入・リニューアルを行うことができました。 昨年12月2日に行われた最後の投影会では、様々な年代の方に来館いただき、みんなで旧型機との別れを惜しみました。また、近年は子供の頃、親などに連れてきてもらったことがあるという方で、今度は自分の子供や孫などと一緒に見に来られる方も多いようで、こども科学館のプラネタリウムが世代を超えて市民に親しまれてきたことがわかります。 (写真)たくさんの市民のみなさんに見守られ最後の投影を終えた旧型機「MS10型」。(平成30年12月2日) ●和歌山市のプラネタリウムのすべてがここに リニューアル後も旧型機「MS10型」は4階のプラネタリウム前のホールで展示されます。ここではプラネタリウムの歴史や仕組みを解説したパネルも展示しています。プラネタリウムのメカニズムを通して、天体の仕組みを学んだり、新たな発見・感動を得ていただけるようになっています。 また、こども科学館ではこの「MS10型」の他にも、以前から展示中のプラネタリウムがあります。50~60歳以上の方なら覚えている方もあるかもしれませんが、実は和歌山市内には、こども科学館が開館する前から、民営のプラネタリウムが存在していました。そこで使われていたプラネタリウムは、当時手作りで作成された珍しいもので、後にこども科学館に寄附していただき展示されています。こども科学館の4階には、まさに和歌山市のプラネタリウムの歴史が全て集まっていると言っても過言ではないのです。 (写真)水道坂(鷹匠町)にあったプラネタリウム「和歌山天文館」の外観。 -------------------------------------------------- # プラネタリウムの投影時間・番組 -------------------------------------------------- 投影時間 (1)11時~11時45分 (2)14時~14時45分 (3)15時30分~16時15分 ※土・日・祝、春休み期間中は13時~の投影もあり 番組 「本日の星空解説」 「星の旅-世界編-」 ※5月26日(日曜日)まで -------------------------------------------------- # 和歌山市立こども科学館 -------------------------------------------------- こども科学館では、プラネタリウム以外にも実際に操作・体験しながら科学を学べる展示がたくさんあります。 また、親子で参加できる実験・観察などの教室も開催しています。 ※各月の教室の詳細は、本紙の施設案内ページ等で確認してください。 開館時間:9時30分~16時30分 月曜休館(祝日除く) 入館料: 大人=300円 小・中学生=150円 観覧料(プラネタリウム): 大人=300円 小・中学生=150円 ※土曜日の午前中は小・中学生の入館料・プラネタリウム観覧料は無料です 電話番号432-0002 FAX:432-0004 平成30年3月には2階展示室・科学広場がリニューアルしました。