赤ちゃんの防災
赤ちゃんのための防災【監修:ピジョン株式会社】
備えよう、赤ちゃんの防災
赤ちゃんが生まれてから災害への備えの見直しはしましたか?それぞれのシーンごとに赤ちゃんならではの備えを確認し、もしものときに慌てないよう、改めて見直してみましょう。
覚えておきたい5つのシーン
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シーン1
避難所への移動
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抱っこひも等を活用し、両手が自由に使える状態で避難しましょう。家でも手が届くところに着脱しやすい抱っこひもを用意しておきましょう。赤ちゃんの頭をすぐに守れるようなものも用意しておくとさらに安心です。
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シーン2
授乳・食事
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災害に対するストレス等から母乳が出にくくなってしまうことや、赤ちゃん用の食事が長期的に用意できなくなったりすることが考えられます。水やミルク、離乳食など必要になるものは家庭にいつもよりも少し多めに用意しておきましょう。
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シーン3
トイレ・衛生
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おむつやおしりふき、除菌シートなどは多く備えておきましょう。十分に消毒できないこともあるので使い捨て哺乳瓶も多めに備えましょう。同時にお母さんが使う生理用品や母乳パッドの準備も忘れずに。また、赤ちゃんの健康状態がわかるように母子健康手帳のコピーを防災リュックに入れておきましょう。
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シーン4
長期生活
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長期の避難が必要な場合に困るのは、赤ちゃんを寝かせておくスペースを確保することです。周りを歩く人たちに気づいてもらい、土ぼこりから赤ちゃんを守るためにテントのようなものがあると良いでしょう。
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シーン5
リラックス
- 大人と同じく赤ちゃんも災害時という特殊環境にストレスを感じます。少しでも気持ちを和らげるために、好きなおもちゃやお菓子なども備えておきましょう。音の出ないものや赤ちゃんが集中できるものがおすすめです。
備えよう!赤ちゃんのための防災グッズ
シーン1 避難所への移動 |
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□ | 母子健康手コピー | 普段から携帯し、コピーも備蓄セットに加えておきましょう。 |
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抱っこひも |
避難所で不安がって抱っこから離れないときにも便利です。 |
□ | ホイッスル | 避難所での防犯ブザーとしても活用できます。水に濡れても使える玉無しタイプがおすすめです。 |
□ | 子どもの靴 | 慌てて抱っこして連れてきたため、靴がなくて困った経験をした方が意外に多いです。備蓄セットに入れておくと安心です。 |
シーン2 授乳・食事 |
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□ | 飲料水 | 赤ちゃんが飲める水を用意しておきましょう。粉ミルク用に多めに準備が必要です。 |
□ | ミルク・離乳食 | 食べ慣れたものを多めに用意しましょう。アレルギー体質の方は体調に合った食事の準備が必須です。水がなくても飲める液体ミルクが便利です。普段から飲んで慣れておきましょう。 |
□ | 哺乳瓶・マグカップ | 消毒ができない場合があるので、使い捨て哺乳瓶が多めにあると便利です。 |
□ | 食器(お皿・スプーン) | いつもと違うスプーンを嫌がって食べてくれないことがあります。使い慣れたものを備えておきましょう。 |
□ | 調乳用具・洗浄消毒剤 | カセットコンロなどのお湯を沸かせる器具一式を用意しましょう。 |
□ | 使い捨てカイロ | 哺乳瓶をカイロで包んだ上からタオルでくるみ、時間をおくと温まります。 |
シーン3 トイレ・衛生 | ||
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□ | 紙おむつ | ライナータイプを用意しておき、おむつ替え頻度を減らすのも効果的です。 |
□ | おしりふき | お手拭き代わりにも使えます。水に流せるタイプもあれば便利です。 |
□ | 除菌シート | 感染防止対策として多めに備えておきましょう。 |
□ | タオル・ゴミ袋 | おむつ替えや授乳時、おくるみ・掛布団にも使えます。 |
□ | 生理用品・母乳パッド | お母さん自身の衛生面を保つことも重要です。母乳パッドは避難所に備蓄されていない場合が多いので十分用意しましょう。 |
シーン4 長期生活 | ||
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□ | 赤ちゃん用の寝具 | ホコリが気になる、床が冷たすぎることを気にして安心して寝させられないという経験者も多いです。折り畳みの寝具があると便利です。 |
□ | 着替え・下着 | おむつを卒業したばかりの子など普段と違う環境で衣類を汚してしまうことも考えられます。 |
□ | 携帯できるライト | 夜間のおむつ替えなどのために手元だけを照らせるライトを用意しましょう。 |
シーン5 リラックス | ||
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□ | おもちゃ・絵本 | 避難所生活での悩みで一番多いのが赤ちゃんがぐずってしまうことです。少しでも気を紛らわせることができるものを用意しておきましょう。 |
□ | お菓子・おやつ | ホッとできる時間を用意する工夫をしましょう。 |
□ | 家族写真 | 被災でデータを失うこともありうるので、印刷したものがおススメです。 |
このリストは一例ですので、ご家庭の赤ちゃんの成長にあわせて必要なものを備えてくださいね。
また、赤ちゃんの成長に応じて、おむつのサイズや食生活の内容も変わるので、定期的な見直しが必要です。
防災備蓄はローリングストック!
おうちで普段から使う食料品や日用品を少し多めに買っておき、古いものから順番に使うことで、常に備蓄できている状態を維持できる方法です。
ご家庭に置いておく数量の見直しをすることも防災の備えとして非常に有効です。
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