和歌山市中央卸売市場の目的と役割

 

ページ番号1002101  更新日 令和3年4月27日 印刷 

私たちの毎日の生活に欠くことのできない野菜、果実、水産物などの生鮮食料品は、鮮度が低下しやすいために長期保存がむずかしく、その鮮度によって商品の価値が著しく変化し、また、その需要量に変動が少ないにもかかわらず、供給量(生産量)は天候その他の自然条件によって大きく左右されるという特性を持っています。
中央卸売市場は、このような生鮮食料品を産地から集荷し、公正で迅速な取引を確保することにより、適正な値段で出来るだけ早く、安定して消費者のもとに供給することを目的として、つくられています。

中央卸売市場の果たしている役割としては、次のものがあります。

  • 集荷(品揃え)、分荷機能
    国内外・全国各地から多種多様な商品を集荷するとともに、需要者のニーズに応じて、迅速かつ効率的に必要な品目、量に分荷
  • 価格形成機能
    需要を反映した迅速かつ公正な評価による透明性の高い価格形成
  • 代金決済機能
    販売代金の迅速・確実な決済
  • 情報受発信機能
    需給に係る情報を収集し、川上である産地等や川下である小売業者等にそれぞれ伝達
  • 衛生の保持
    食中毒の防止など、食品の安全性の保持
  • その他の機能
    台風や地震等の災害時に食糧の緊急確保を図る防災機能

取引の流れ

イラスト:取引の流れ

  • 生産者
    農業や漁業を営む者をいいます。
  • 出荷団体
    農業協同組合、漁業協同組合、出荷組合など生鮮食料品を共同して出荷する組織をいいます。
  • 産地仲買人
    生産者から買い付けた生鮮食料品を出荷する者をいいます。
  • 卸売業者
    開設者(和歌山市長)の許可を受け、生産者、出荷団体等から委託または買付により生鮮食料品の集荷を行い、せり・相対取引などの方法によって、仲卸業者や売買参加者に販売する者をいいます。
  • 仲卸業者
    開設者(和歌山市長)の許可を受け、市場内に店舗を置き、卸売業者から卸売を受けた生鮮食料品の仕分け・調整を行い、買出人等に販売する者をいいます。
  • 売買参加者
    開設者(和歌山市長)の承認を受け、卸売業者から生鮮食料品の卸売を受ける小売業者や食品加工業者などのことをいいます。
  • 買出人
    仲卸業者から生鮮食料品を買い受ける小売業者、飲食業者などのことをいいます。
  • 総合食品センター事業者
    市長の許可を受けて、中央卸売市場の機能の充実と市場利用者の便益を図ることを主な目的とし、飲食店や食料品、雑貨などを販売する事業者をいいます。
  • 委託・買付
    委託は、生産者、出荷団体及び産地仲買人が、卸売業者に品物の販売を任せることをいいます。
    買付は、卸売業者が生産者、出荷団体及び産地仲買人から直接品物を買い付けることをいいます。
  • せり・相対取引
    せりは、せり人が仲卸業者、売買参加者に公開的に競争させ、そのうち最も高い価格を申し出た者を買い手とする販売方法をいいます。
    相対取引は、卸売業者が買い手との話し合いによって価格、数量などを決定する販売方法です。

このページに関するお問い合わせ

産業交流局 農林水産部 中央卸売市場
〒641-0036和歌山市西浜1660番地の401
電話:073-431-3161 ファクス:073-431-3164
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。新しいウィンドウで開きます