縫製物語
徳川末期に紀州藩が足袋の生産を始めたことが、和歌山市の縫製産業のはじまりです。古い歴史を誇り、地場産業として長きにわたって貢献してきた縫製産業ですが、国際競争の激化や若年層の労働力の低下などにより、現在は厳しい経済環境であることは否めません。しかし、高付加価値商品を短納期、小ロットで製造するなど、さまざまな切り口で難局を乗り切る企業も多数出てきています。
多岐にわたる商工別取扱い品
パジャマ、カットソー、ニット、インナー、紳士服、婦人服、子供服、ベビー服、寝具や雑貨―。これらの多岐にわたる縫製商品は、県内に縫製関連企業で構成される和歌山県衣料縫製品工業組合35社でカテゴリーされている商工別取扱い品です。ジャンルに富んだ商品がそろう縫製業界ですが、近年海外商品に押され気味な面も見せます。しかし、独創的な技術や自社ブランドの創出により、販路開拓を行う企業も増えつつあります。
ニーズに応えて開発された自社ブランド
例えば、組合員のある企業では、病院や施設、ホテルリネン製品の製造販売を行いながら、取り引き先のニーズに応え、制菌や防災効果のある患者衣を開発するなど自社ブランドを手掛けています。
また、独自の製品展開を図り、海外での日本製衣料品の展示会を開催し、輸出を目的に努力している企業もあるなど、業界の新たなる発展を期待する動きも見られます。
タイトル
和歌山市のものづくり物語 その他の物語
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