皮革物語
和歌山市の伝統ある地場産業の一つである皮革産業。兵庫、東京に並び、和歌山は日本の製革産業の三大産地に数えられています。企業数は少ないものの、一社で製作管理するため、各社それぞれが特色のある皮革製品を生み出しているのも「和歌山レザー」の特長。そのため、業界内の結束は固く、和歌山県製革事業協同組合が中心となり、国内外の展示会参加や、地域への産業に関する情報提供など、積極的なPR活動を行っています。
分業よりも専門性に特化した、高品質な革づくりの地
製造行程によって工房や職人が異なる地域がある一方、和歌山は一社で全行程を管理する企業が多いことが特長。取り扱う革素材、なめし方、加工と仕上げ方法、またタンナー(革職人)の技術や経験など、各社で独自の革素材が製造されています。特にエナメル革は和歌山で研究開発を手掛け、日本で初めて企業化され、最盛期には全国のエナメル革生産高の約70%を占めるなどの発展を続けました。
国内外のレザーフェアに参加、ビジネスの場を広げる
1949年に発足された和歌山県製革事業協同組合は、東京や上海など国内外のレザーフェアに定期的に参加。また、日本最大の繊維見本市である「JFWジャパンクリエーション」にも参加しており、国内外でビジネスの場を広げています。また、和歌山市で「和歌山レザーフェスティバル」を毎年開催し、皮革製品の展示即売会を通して、県産品の啓発活動に務めています。
タイトル
和歌山市のものづくり物語 その他の物語
このページに関するお問い合わせ
産業交流局 産業部 商工振興課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1233 ファクス:073-435-1256
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。