熱中症とは
熱中症とは高温環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調節機能が破綻するなどして発症する障害の総称です。
わたしたちは高温環境下におかれても、自律神経を介した「熱伝導と発汗」によって体温を低下させて、生命を維持するのに最適な体温を維持することができます。しかし、熱の産生と「熱伝導と発汗」のバランスが崩れてしまうと、体温は著しく上昇します。このような状態が「熱中症」です。「熱中症」になってしまうと死に至る可能性があり、非常に危険です。
熱中症を引き起こす条件
環境条件
- 気温が高い(特に最高気温30℃以上の真夏日が多くなると熱中症死亡率も多くなります)
- 湿度が高い
- 風が弱い
- 日差しが強い
- 急に暑くなった
具体的には、工事現場、運動場、体育館、一般の家庭の風呂場、気密性の高いビル、マンションの最上階など。
その他にも、マスク着用により熱中症のリスクが高まります。
熱中症になりやすい人
- 脱水状態にある人
- 高齢者、幼児
- 肥満の人
- 過度の衣服を着ている人
- 普段から運動をしていない人
- 暑さに慣れていない人
- 病気の人、体調の悪い人(心臓疾患、糖尿病、精神神経疾患、広範囲の皮膚疾患など)
「熱中症」は死に至る可能性のある危険な状態ですが、適切な予防法を知っていれば防ぐことができます。また、適切な救急処置により救命することもできます。近年は、猛暑が続き、日常生活の中でも熱中症が発生し、死亡する方も多く報告されています。正しい知識を身につけ熱中症予防を心がけましょう。
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