(令和7年9月号)うれしい手紙
私たち行政は、たくさんの市民の方と接しながら仕事を進めています。仕事をしていく上では、きちんと間違いなく処理するだけではなく、気持ち良く相手を迎え、言葉を交わし、良い印象を持ってもらうことも大切なことです。
少し前になりますが、ある市民の方から私に手紙をいただきました。その方は、障害のある方で、国保年金課に用事があり、その時応対した職員と筆談でコミュニケーションをとったとのことでした。その職員は、優しく、わかりやすく説明してくれて、他の窓口に移動しなければならないときもそばについて、その方が説明するのを手伝ってくれたそうです。市役所には、年に一度か二度しか行かないのですが、今まで“嫌やな”“不快”と感じることはあっても、“嬉しかった”“感謝したい”と思ったことは、まずなかった。市役所に行くことも嫌なことばかりではないんだなと思っていますとの内容でした。
私のところには、これまでお叱りの手紙などが多かったのですが、こんな風に職員を褒めていただくことは、こんなにも嬉しいものかと心が温まり、相手の身になって接している職員がいることを誇りに感じます。
「市役所は市民のために働く。できないとは言わず、できることはないか考えよう。」とこれまで自分にも職員にも言ってきましたが、もっともっとこうした職員が増え、市役所に行くのが苦にならない、むしろ楽しくなるような組織を目指してまいります。