働くひと
織布会社代表取締役、冨永さん、仕事歴55年(平成29年度)
仕事内容
創業大正7年創業の織布会社の代表取締役です。繊維製品というとアパレル(衣料)をイメージする人が多いと思いますが、弊社では産業用繊維を作っています。
産業用繊維とは、簡単にいうと機械などに使われる繊維製品で、自動車を例にすればシートベルトだったり、天井材だったり、ブレーキパッドだったり。私たちの身の回りの至るところで、産業用繊維を見つけることができるんですよ。
弊社でも多様な繊維製品を作っています。食品に関わるフィルター布などもその一部です。大手繊維メーカーから頼まれて商品開発を手掛けることもありますよ。
工場の織機は24時間稼働しています。天候に左右されず、コンスタントに同じぺースで仕事ができるのはいいですね。
仕事のやりがいについて
この業界でずっと働いてきて、織り機の音を聞いていると安心します。お金儲けより、ものづくりが好きだからずっと続けてこれたのでしょうね。
斜陽産業といわれている繊維業界ですが、産業用繊維のように求められているものはまだまだある。全国ベースで広く考えていかなければいけない。若いころに繊維会社に勤めていた経験から、繊維に関するアイデアはいっぱい持っています!
タイトル
和歌山市のものづくり物語 その他の物語
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