石渡康太さん・祥子さん
石渡康太さん・祥子さんのわかやま暮らし
プロフィール |
やっていること |
移住地域・現住居 |
活用した制度・支援 |
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・氏名:石渡 康太さん ・年代:40代 ・家族移住 ・東京からのIターン |
・康太さん:会社員/ ・祥子さん:おいけファーム/ |
・東部 |
【移住するにあたって】 ・ワンストップパーソン 【起業するにあたって】 ・農業農村活性化支援 |
移住しようと思ったきっかけは?
康太さん:
僕は東京、妻は兵庫の西宮市出身で、お互い国家公務員をしていた時に名古屋で出会って結婚し、僕の転勤で東京へ。東京へ戻って1年後くらいに今の会社に転職したんですけど、自分が担当しているクライアントの多くが関西で、多いときは毎週のように関西へ来ていました。妻もいずれは関西に戻りたいなという話もしていて、会社もちょうど大阪に関西オフィスを作るとなったので、仕事面ではタイミングがよかった感じです。
インドネシア移住案もあった?!
康太さん:
2人ともインドネシア、特にバリ島が大好きで、バリ島か首都のジャカルタでの現地採用で働いてみたいっていう気持ちもあったんですが、妻が、海外移住はちょっと不安だということで、インドネシア移住案はなくなったんです。でも、東京を出るという気持ちは固まっていたので、有楽町の「ふるさと回帰センター」に相談に行きました。
僕は旅行が好きで、国内も色々行ったんですが、基本、みなさん地元のことが好きで、地元を誇りに思っているっていうのが和歌山以外でもあって、僕は、(東京に)ふるさとって感覚がないので、ふるさとがあるっていいなっていう憧れもありました。
和歌山市に決めた理由
祥子さん:
どこに住んでも2人とも海外(バリ島)は行きたくなると思ったので、空港が近くて田舎暮らしができる所を探そうってなったのが次の段階です。千葉だとあまり移住感がないし、名古屋はもう住んだので、大阪の南か和歌山の北だったら関空が近いよってなりました。
夫は和歌山に来たことがなくて、和歌山がどんなところかというイメージもなかったので、それなら地元の方とお話できた方が良いということで、高野山のゲストハウスと紀の川市に民泊しました。
康太さん:
和歌山へは移住する半年くらい前に海外旅行するような気分で来たのが最初です(笑)。それで、情報収集していく内に、和歌山と大阪、関空との距離感等が段々わかってきた感じです。
はじめ、和歌山市ってめっちゃ都会だと思っていて、移住前に民泊したのが紀の川市だったので、紀の川市で賃貸を探していたんですが、紹介してもらった和歌山市の家が、窓から田んぼと山が見えてすごく景色が良くて、それが決め手でした。僕は、和歌山は、人の雰囲気や海も山も近くて、田んぼがあってという自然豊かなところがバリ島と似てるって、思います。
祥子さん:
あと、ワンストップパーソンの方には本当にお世話になりました。本当に親身になって色んなことを教えて頂けたので、「これなら和歌山市に移住しても大丈夫だな」って思えたのも大きかったです。また、民泊をしたことでも「和歌山に知り合いが居る」という安心感を持てたというのもありました。
移住前に心配だったこと
祥子さん:
私は仕事を辞めて和歌山に来たので、仕事面は正直不安でした。東京では大学職員として学生のサポートをする仕事をして、キャリアカウンセラーの資格も取っていたので、それが活かせる仕事が和歌山であるかな?というのはありました。ただ、その後、私は和歌山大学で働いたんですが、比較的、自分の経験を活かしながら仕事ができたので、これがもっと地方(過疎地とか)だったら難しかったとは思うんですけど、和歌山市だったら選択肢はいっぱいあるなと思いました。
康太さん:
和歌山市(紀北)の良いところは「大阪」に近いことですよね。和歌山市だけで仕事を探すと都会と比べて少ないかもしれませんが、大阪も含めると選択肢は広がりますよね。
移住した当初、僕は週5で大阪へ通勤していたんですが、そんなにきつくなかったです。東京の満員電車と比べてというのもあると思いますが、阪和線だと座席もボックスシートなのでパソコンを広げて電車内で仕事もできますし、同じ電車通勤でも、東京の1時間半とこっちの1時間半は違うって感じます。
今やっていること
石渡さんご夫妻がメンバーの「おいけのまど」とは?
祥子さん:
野菜等の直売所なんですが、「地域と交流をしていく場所にしたい」という想いがあってやっています。今年(2020年)はコロナ禍で厳しかったんですが、農作放棄地を畑にしていて野菜の収穫体験等のイベントもしています。
康太さん:
「おいけのまど」のメンバーは、果樹農家さんがいたり、木工作家の方、グラフィックデザイナー等、みんな職業(本業)がバラバラなので、それぞれの特技を活かしながら色んなイベント考えてやっています。
→詳しくは「おいけの窓」ホームページ(https://oikenomado.jp/)
あと、テレワークでずっと家の中ってしんどいので、僕はパソコンとポケットWiFiを持って、ここで仕事したりもしています。他のメンバーも何か作業してることもありますよ(笑)。ここ、窓から貴志川線の電車(いちご電車やたまちゃん電車等)が見えるし、すごく景色が良いんですよね。
移住後の暮らしの変化(趣味・ライフスタイルなど)
祥子さん:
耕作放棄地をお借りして、少しですけど農業を始めたので、食べ物を自分たちで作れるようになったのは大きいです。お肉等はもちろん買いますけど、今までスーパーで買うことしかできなかった生活から、自分たちで作ったものか頂き物ですべて賄えていることも結構あります。毎日の食事が、人の優しさプラス自分たちで作れるようになったのは大きな変化ですね。
和歌山に来たことでできた趣味等はありますか?
康太さん:
三線は和歌山に移住したから始めた趣味ですね。和歌山の夏は海や空の色が沖縄に近いような、バリもですけど、南国感があるので三線が映えるなぁと思ってやり始めました。時間の余裕ができたことも大きいかもしれません。
アドバイス(苦労した点など)
祥子さん:
東京に住んでいた10年間はまったく運転しなかったので、車の運転が一番心配で、東京に居る間に何回かペーパードライバー講習に行きました。運転できると活動の範囲も広がりますので、和歌山での生活を楽しみたいなら車(運転免許)は持っていた方が良いと思います。
「わかやま定住サポートセンターの大阪窓口」ではどんなことを相談されますか?
祥子さん:
そうですね、移住を考えられている方って田舎暮らしに憧れがあるので、家庭菜園や畑をやりたいって方は結構多いです。でも、地域の方と交流していく中で、使っていない畑を貸して頂けたりすることもあって、そういったご縁の中から生まれることもたくさんあるので、そこを大事にできる方なら、移住後の自分の生活をより豊かにしていけるんじゃないかと思います。
康太さん:
和歌山って人と人との距離感がすごく良いと思います。高野山や熊野古道があるので、昔から、外から人が集まって来るということに関係しているのかな?って思っているんですけど、よそ者を排除するような雰囲気がないというか、僕は(よそ者を排除する雰囲気は)全く感じなかったです。もちろん地域差や個人差はあると思いますけど、関西ってくくりで見ると、東京って敵視されてるって思っていたんですけど(笑)、むしろ「何で東京から来たん?」って食いつてくれて、話が膨らんで、覚えてもらえて、それで交流関係が広がるのはすごくありがたいと思っています。
和歌山市だったら、比較的便利な市街地に住むこともできるし、いわゆる「田舎暮らし」を選択することもできる。そういうところ(移住先)って中々ありそうでないと思いますよ。
移住までの流れ
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