要配慮者利用施設における避難確保計画の作成等について
要配慮者利用施設における避難確保計画の作成等の義務
「水防法」や「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」等が改正され、浸水想定区域内や土砂災害警戒区域内に立地する「要配慮者利用施設(防災上配慮を要する方が利用する施設)」については、次の項目が法律で義務付けられています。
<義務>
1.「避難確保計画」の作成及び市町村への提出
2.「計画に基づく避難訓練」の実施及び市町村へ報告書の提出(年1回以上)
避難確保計画として提出が必要な書類
災害時要配慮者利用施設の所有者又は管理者は、洪水・土砂災害・津波の各ハザードマップなどを確認し、災害時における施設のリスクを踏まえた上で、次の書類を作成・提出してください。
避難確保計画を作成または変更した場合
浸水想定区域、土砂災害警戒区域に所在している要配慮者利用施設は、避難確保計画を作成又は変更した場合、「避難確保計画」に「避難確保計画作成(変更)報告書」を添付して提出してください。
なお、避難確保計画は必要事項が記入されていれば別の様式で作成・提出しても構いません。
必要事項・・・防災体制、避難誘導、施設の整備、防災教育及び訓練の実施、自衛水防組織の業務(※水防法に基づき自衛水防組織を置く場合のみ)
- 避難確保計画作成(変更)報告書 (Word 22.9KB)
-
避難確保計画(ひな形)(和歌山市版) (Excel 367.9KB)
※国が作成した避難確保計画(ひな形)を使用する場合は、下の「関連リンク」からダウンロードしてください。
避難確保計画に基づく避難訓練を実施した場合
避難確保計画に基づく避難訓練の実施と、市町村長への訓練結果の報告が法律で義務化されました(令和3年5月に水防法及び土砂災害防止法改正)。
訓練実施後、1か月程度を目安に報告様式「訓練実施結果報告書」を提出してください。なお、必要事項が記入されていればメール本文等の別様式で作成・提出しても構いません。
提出方法及び提出先
【提出方法】 メール、郵送、窓口等
【提出先】 ※市役所の他の所管課で取りまとめる場合は、そちらを通じて提出してください。
和歌山市 危機管理局 危機管理部 総合防災課
〒640-8157和歌山市八番丁12番地(市役所消防庁舎6階)
電話:073-435-1199、fax:073-435-1299
mail:hinankakuho@city.wakayama.lg.jp (※メールは計画等の提出にのみ対応)
関連リンク
国土交通省が公表している要配慮者利用施設の避難確保計画ひな型、訓練実施結果報告書、チェックリスト、その他の詳細な解説等を見ることができます。基本的には「避難確保計画(ひな形)(和歌山市版)」等と含まれる内容は同じですので、計画作成時等の参考にしてください。
防災情報の収集方法
情報収集は、水害・土砂災害に対する警戒避難体制をとるために重要です。
気象警報や土砂災害警戒情報などの収集方法の一例を紹介します。
また、次に示した登録制メールやウェブサイト以外にも、テレビやラジオなどからも情報収集が可能です。
いざという時のために、あらかじめ複数の情報収集手段を決めておきましょう。
登録制メール
事前に登録しておくことで、気象情報、河川水位情報、雨量情報、避難指示などの情報が、自動的に送信されますので、登録を強くお勧めします。
- 和歌山県や和歌山市によるサービスで無料
- 欲しい情報だけを選択して受信することが可能
- 登録してからも内容変更や解除がいつでも可能
気象情報等を提供するウェブサイト
気象庁をはじめ各行政機関が運営するウェブサイトの一例を紹介します。この他にも多くのウェブサイトがあり、様々な情報を確認することができます。
- 気象庁:気象庁が発表する気象情報、地震・津波情報などの情報を収集できます。
- 和歌山県河川/雨量防災情報:和歌山県が発表する土砂災害メッシュ、土砂災害警戒情報、河川水位情報、洪水予報等を確認できます。
避難所・避難場所の確認
次のリンク先では、和歌山市が指定する避難所等の一覧表と、避難所、避難場所、広域避難場所などの用語説明をご確認いただけます。
なお、避難先の設定にあたっては、各施設の対象となる災害に応じて、適切な避難場所を選んでください。
- 洪水・土砂災害では強雨等が予想されるため、風水害に対応した安全レベルの高い屋内施設を選ぶ(公園等は選ばない)
- 土砂災害の危険性が高い場所や浸水しやすい道路など、避難経路の安全性も考慮して避難所等を決める
など
施設やその周辺における災害リスクの確認
洪水ハザードマップ、土砂災害ハザードマップ、地震・津波ハザードマップのほか、様々な災害リスクを確認できるウェブサイトの一例をご紹介します。
平時から、施設やその周辺における災害リスクはもちろんのこと、施設から避難所等への避難経路における災害リスクなどを確認しておきましょう。
なお、各ハザードマップ発行後に道路環境等が変わっている場合もあります。マップ上で確認するだけでなく、実際に避難経路を歩いてみることも大切です。
- 和歌山市防災ハザードマップ
- 重ねるハザードマップ(国土交通省ホームページ)(外部リンク)
- わかやま土砂災害マップ(和歌山県砂防課ホームページ)(外部リンク)
- 紀の川浸水想定区域図(国土交通省和歌山河川国道事務所ホームページ)(外部リンク)
このページに関するお問い合わせ
危機管理局 危機管理部 総合防災課
〒640-8157和歌山市八番丁12番地
電話:073-435-1199 ファクス:073-435-1299
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。