認知症ってどんな病気?

 

ページ番号1017280  更新日 令和1年6月11日 印刷 

認知症は誰でもなりえる病気です

認知症は、脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために、記憶力や判断力の低下など様々な障害が起こり、日常生活に支障が出ている状態を指します。朝ご飯に何を食べたか思い出せないといった単なる物忘れと異なり、朝ご飯を食べたこと自体を忘れてしまいます。

すでに高齢者の4人に1人が認知症、又はその予備軍とされる中、今後も高齢化が進むことにより、認知症の方も増加すると見込まれます。

和歌山市におきましても、2025年には65歳以上の高齢者推計人口約109,000人のうち、約20,000人が認知症を発症すると推計されています。

老化による物忘れと認知症の違い

老化による物忘れ

認知症

経験したことが部分的に思い出させない 経験したこと自体を忘れている
目の前の人の名前が思い出せない 目の前の人が誰なのかわからない
物の置き場所を思い出せない 置き忘れや紛失が頻繁になる
何を食べたか思い出せない 食べたこと自体を忘れている
約束をうっかり忘れる 約束したこと自体を忘れている
物覚えが悪くなったように感じる 数分前の記憶が残らない
曜日や日付を間違える 月や季節を間違える

周囲の理解が大切です

周囲が気づく前から、本人は「認知症ではないか」と不安を感じています。作り慣れたメニューの調理手順が分からなくなったり、今までどおり調理したのに家族に「味が違う」と言われたりし、さらに自信を失うこともあります。
周囲が本人に忘れたことや分からなくなったことを責めると、症状は急速に悪化します。まずは、周囲が本人の状況を理解することが大切です。

早期診断・早期治療が重要です

認知症は、早期診断・早期治療が重要です。
認知症の中には、他の原因で発症するものもあり、原因となる病気の治療をすることで、症状が改善したり、進行を遅らせたり、治すことができるものもあります。
認知症を疑われた場合は、早めに地域包括支援センターやかかりつけ医等に相談しましょう。

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