令和元(2019)年度 人権コラム
7月号 人権コラム
「ことば」を大切に
皆さんは「あの人はガラが悪い」「あそこはガラが悪い」という言葉を聞いたことがあると思います。では、「ガラ」ってなんでしょうか。「人柄」の「ガラ」のことでしょうか。
誰かをほめる時に「人柄が良い」という言葉を使うときがありますが、「ガラが悪い」という言葉は、その人の人格そのものを否定してしまいます。さらに、「あそこはガラが悪い」という言葉は、その地域の人たち全体を否定することになります。このような「些細」と思う言葉から、差別が生まれていることがあります。
「ことば」が人を深く傷つけることもあるのですから、私たちは、普段から言葉の意味やその影響を考えて使っていきたいですね。
9月号 人権コラム
子どもの人権「子どもの人権を大切にした叱り方」
「あんなに言うんじゃなかった」と子どもを叱った後で、悲しい思いをされた経験を持つ方は多いのではないでしょうか。
そこで、子どもの人権を尊重し、保護者の思いもきちんと伝える叱り方のポイントを挙げてみました。「長時間だらだらと叱らない。」、「誰かと比べながら叱らない。」などあります。
最も気をつけたいことは、保護者が感情にまかせて人格まで否定するような言葉を言ってしまうことです。そのような叱り方は、子どもの心を傷つけ、自信ややる気まで奪いかねません。
子どもの成長に役立ってこそ、「叱る」は大切な意味をもつのではないでしょうか。
1月号 人権コラム
働く人の人権
立場や世代、価値観の異なる人が集まる職場において、同じ職場で働く人に対して精神的・身体的な苦痛を与えることをパワーハラスメントといいます。このような行為は、重大な人権侵害問題であり、職場の環境を悪化させる許されない行為です。たとえ悪気がなく行われた場合であっても、受けた人が精神的な苦痛を感じたときには、パワーハラスメントとなることがあります。だからこそ、私たちが大切にしていきたいことは、相手の気持ちを思いやり、職場において互いに理解を進めていくことではないでしょうか。
私たち一人ひとりが、人権を尊重する意識をもって、誰しもが自分らしく、生き生きと働くことのできる職場づくりを進めていきましょう。
3月号 人権コラム
障がいのある人の人権
私たちが暮らす社会には、性別や年齢、障がいの有無などさまざまな人がいます。また、障がいのある人の中には、一見してわかる人もいますが、見た目ではわかりにくい人もいます。
日常生活の中で、こうした人たちが困っていることに気づいたら、自分から声をかけたり、どのような配慮が必要か尋ねたりするなど、積極的にサポートをすることが大切なのではないでしょうか。
障がいのあるなしにかかわらず、すべての人がともに暮らせる社会を実現するため、さまざまな障がいについて正しく理解を深め、誰もが互いに人格と個性を尊重して支え合っていきましょう。
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