市長記者会見 令和4年5月12日
5月市長定例記者会見
【令和4年5月12日(木曜日)10時00分~】
市長発表事項
発表項目
脱炭素先行地域に向けたプロジェクトチームの設置について~水と緑を活かした環境コンパクトシティ~
おはようございます。5月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目4項目ございます。ディスプレイの方で説明させていただきます。まず脱炭素、カーボンニュートラルに向けての取り組みでございます。和歌山市の方でも、これから本格的に強力に脱炭素に向けたまちづくりを進めたいと思います。その第一弾というか強力に推し進めるために脱炭素先行地域に向けたプロジェクトチームを設置してまいります。水と緑を生かした環境コンパクトシティということで、まず先行地域としてはコンパクトシティの中心市街地を考えてます。この右下に図があるんですけど、これは津波浸水区域です。津波浸水区域をよく見ていただくと、ちょうどこの中心部が浸水外のエリアになっています。今後、この脱炭素を進める、そしてエネルギーを独立することによって中心部のエネルギーの独立と合わせたレジリエント。防災時にですね、どうしても生活に必要なエネルギー電力が供給できることになります。環境にも良い、レジリエントにもなる、さらにコンパクトシティを進められる、この3つの観点からこの脱炭素のまちづくりというのを強力に進めていきたいと思います。そして先行地域への指定を目指してまいります。そのためのプロジェクトチームですが、いろんな調整が非常に難しいということもあって、まずは公共施設を中心にカーボンニュートラルに向けた取り組みを進めていくんですけれども、国では2050年にカーボンニュートラル、そして2030年はマイナスの46%を目標にされています。我々和歌山市は、その2030年に向けてこの指定させて頂いたまちなかのエリアを電力供給における二酸化炭素を排出ゼロにもっていきたいと思っています。今までプロジェクトチームでチーム長になったことないんですけれども、調整が非常に強力に進めなきゃいけないということもあって、私がまずチーム長になります。そして関係する課、環境部門であるとか防災部門、また施設を管理する管理部門、さらに河川、都市、交通、教育、それぞれの主要メンバーがメンバーに入って強力に推し進めることになります。まだ時間は調整中ですけれども5月18日に初の会議を設置してまいります。その中で具体的に今検討をしようとしているのが一つはごみの収集車。まちなかでのゴミの収集車を EV に変えていこうと思っています。EVパッカー車の導入であるとか、また公共施設等への太陽光あるいは蓄電池の導入そしてEVバスの運行。さらにですね特に公共施設等についてはカーポートソーラーと充電スタンド。また公用車をEVにしてカーシェアリング、民間とのカーシェアリングをやっていきたいと思っています。さらに防犯灯、また交通部門では、全体的にはシームレスに交通を効率的に乗っていただこうということでMaaSを進めておりますので、こういった取り組みを、今後プロジェクトチームで内容を詰めていきたいというふうに考えています。そして2030年には先ほど申し上げた電力消費における二酸化炭素の発生をゼロにするという目標で進めてまいります。和歌山市では今までも、脱炭素に向けての先駆的な取り組みを進めてまいりました。全国で初めてというか全国で唯一の下水道バイオマス、下水汚泥のバイオマス発電していこうということでこの実証もやってます。こうした下水道バイオマスあるいは公共施設体育館の屋根を民間貸出やってます。太陽光発電をやっていただいてですね、これはwin-winの関係で和歌山市にとっては公共の屋根の維持修繕がやってもらえる。また民間についてはそうしたエリアを貸してもらえるということでwin-winの関係でやっています。それと営農型のソーラーシェアリングということでこれも和歌山市内で大体4カ所を進めております。遊休地を太陽光パネルだけで覆ってしまうんじゃなくて営農しながらソーラー発電をして頂ける。こんなことも現在先駆的に取り組まれています。またこれまで進めてきたコンパクトシティでは国内最高の都市再生推進法人数になってますし、SDGsの関係では花王さんとも共同で海洋性のプラスチックごみを利用しようということを共同研究させていただいています。そうしたその先駆的な取り組みの上に、今回脱炭素に向けて強力に推し進めてまいりたいと思います。
新型コロナウイルス感染症とワクチン接種の現況について
2点目でございます。新型コロナの状況報告になります。連休が終わって、やはり若干人流の増加と共に微増してまいりました。これは人流とその陽性者数あるいは重症者数の関連をグラフにしています。人流の方については主な観光地を人流の計上に加えてますが、だいたい人流とやっぱり関連が若干あるなという感じがしてます。人流増えた後には陽性者数が増える、また次の第6波のときもそうなんですけど人流が増えた後は増えてきてるというように若干関連があるのかなと思っています。5月の連休中には非常に人流も増えたということでこれからやはり要注意していかなきゃいけないので我々の保健所の体制というのを十分体制強化をしてまいりたいと思います。第6波について最近の和歌山市内の状況をまとめています。クラスターということで、現在ちょっと多くなってきたのはスポーツ関係です。これはやっぱりスポーツ活動が3月4月から活発になってきた影響もあるんですけれども、そうしたクラスターが5月に入ってスポーツ関係で多くなってます。オミクロン株のスクリーニングの状況です。もうほぼ断定していいと思うんですけれどもオミクロン株が4月29日から5月5日での発生件数でいくと97.1%がオミクロン数のBA.2とみられるというふうに考えてます。ほぼBA.2 に置き換わったというふうに考えていいんじゃないかなと思います。
それとこれはワクチンの接種状況でございます。65歳以上はもう87%。14歳から64歳で51%。全体12歳以上ですと60.6%という状況になっています。やっぱりちょっとまだ若い方でまだまだ打たれていない方が多いのでぜひこの際に、検討していただければというふうに思います。それと参考ですけど5歳から11歳の初回接種については1回目接種していただいた方が6.9%ということになっています。
-投票環境の向上-オークワセントラルシティ和歌山店に期日前投票所を新設
3点目の発表項目でございます。7月には参議院選挙が予定されています。和歌山市では参議院選挙の公示日の翌日から投票日の前日まで期日前投票所を設置してるんですけれども新たに和歌山市の小雑賀にあるオークワセントラルシティ和歌山店さんに期日前投票所を設置することになりました。大規模な商業施設であるイオンモールでは非常に多くの方が期日前投票していただけるということで今回南の方にもご協力をいただいて期日前投票所を設置させていただくことができました。
-和歌祭四百年式年大祭-松平健氏・徳川宜子氏との紀州東照宮訪問について
最後になります。和歌祭四百年式年大祭がこの5月15日に開催されることになります。それに先立って5月14日なんですけども沿道を将軍役で歩いていただける松平健さんと紀州徳川家の第十九代のご当主であらせられる徳川宜子さんがこの東照宮を事前に訪問していただけます。14時には東照宮を訪問していただいて正式参拝をしていただく、そして15時半には和歌山城の紅葉渓庭園を散策してその紅松庵でお茶を飲んでいただくという予定になっています。公開ということでさせていただきますのでまた取材していただければというふうに思います。当日5月15日は様々な関連イベントを市の方でも予定してます。徳川吉宗公武将印の販売であるとか食のイベント、また天守閣とわかやま歴史館については無料開放させていただきます。それと大名駕籠の展示等さまざまなイベントがございますので、ぜひ感染対策には注意して頂きながら5月15日の和歌祭四百年式年大祭にお越しいただければというふうに思います。
発表項目は以上でございます。
よろしくお願いします。
記者の質問事項
(記者):
この最初のやつのプロジェクトチームの設置なんですが、これもう少し今後の日程を教えていただきたいんですけど、この脱炭素先行地域というのを和歌山市の中心市街地にどっか設定したりしてその中で集中的にやっていくということなんでしょうか。
(市長):
その通りです。和歌山市は産業部門が非常に二酸化炭素の排出量が多いんですけれども、まず民生部門から積極的に取り組んでいきたいと思っています。そんな中でまず先ほども申し上げたんですけれどもいろんな効果のあるところを設定させていただきました。特に中心部についてはそういう防災の観点から、またまちづくりの観点からも非常に有効であると考えていまして、その中心部を中心として先行地域を考えたいと思っています。まずは主に公共施設から取り組んでいって、その地域内の電力消費における二酸化炭素の排出量を2030年ゼロに持っていきたいと思っています。
(記者):
これ一部地域というのはだいたいその住所とかこの区画の線っていうのは決まっているんですか。これから設定していくものなんですか。
(市長):
だいたい思ってるのは和歌山城を中心とした、どっちかって言ったら北側周辺になると思います。もともとまちなかのコンパクトシティということで進めていた地域が津波でも浸水があたっていない区域ということになってますので、そうしたこの周辺を主に考えています。ここから本町公園付近までというふうに考えてます。
(記者):
そこでまずは最初に公共施設を今後の取り組み案のところに挙げたのが主にまず公共施設で進めていって、それから民生、民間の部門に広げていくということでよろしいんでしょうか
(市長):
主には公共施設になります。ただEVバス等は、これは民間の路線バスも走ってますので、そこについてはインセンティブとなるような補助制度なんかも設けていければなと、そういう検討もしていまいります。
(記者):
コロナワクチンなんですけれど4回目の準備というのはどのくらい進んでるんでしょうか。
(担当課):
現在4回目の接種につきまして、準備を進めているところでございまして 60歳以上の方につきましては、5か月を経過する頃に接種券を発送できる準備とか、また18歳以上59歳以下の基礎疾患の方に対しての接種券の送り方とかを現在検討しているところでございます。5月下旬もしくは6月の上旬ぐらいには開始する目途で現在検討の準備を進めているところでございますが、まだ法改正の方とかそういうところの通知が来ておりませんので、それが来次第また準備を開始していきたいと考えております。以上です。
(記者):
ノババックス製のワクチンとかを和歌山は導入するご予定ってあるんでしょうか。
(担当課):
ノババックス製のワクチンにつきましては6月の中下旬くらいにはワクチンが届くかとは思うんですが、まずは県の方も指定した医療機関と和歌山市の方も一部の医療機関で今のところするかどうかというのを検討しているところでございまして、今準備中でございます。以上です。
(記者):
先ほどのプロジェクトチームなんですけども18日に発足するということなんですが、これはその日発足しましたよというセレモニーみたいなもんですか。それともその日に何か今後の大まかな計画とかの工程表を出すとかそういったことはあるんでしょうか。
(市長):
それも今詰めているところですけれども先行地域の応募が8月か9月にあるんです。それまでには我々も先行地域の申請に向けて作業を進めたいので、もう第1回目からかなり詰めていきたいなと思っています。
(記者):
応募っていうのは国のっていうことですか
(市長):
そうです。国の。
発表項目以外について
(記者):
水管橋なんですけども、これから雨多くなる時期で今目標として来月の出水期までの工事完了目途ということだったと思うんですけども、現状どのぐらいの進捗状況なのかということと、実際に間に合うのかについてお伺いできますでしょうか。
(市長):
まず六十谷水管橋の復旧ですけれども、本格復旧順調に進んでいます。まもなく新しくできた本格復旧の方への給水というのをやっていきたいと思ってます。6月中旬までにはいろんな撤去もしていかなきゃいけないので、そうした河川内の撤去を進めていって非出水期内には河川内の工事を完全に終わらすと。あわせて全体の完成を目指していきたいと思っています。
(記者):
あくまで終わるのは、河川内の工事は6月中旬に終えるという目途でよろしいでしょうか。
(市長):
河川内の工事を6月中旬にはまず確実に終わらなきゃいけない。あとは県道の方の六十谷の橋の開放を目指してまいりたいと思ってます。できるだけ早くですね、その目途は立てていきたいと思ってます。
(記者):
今の六十谷なんですけども修理した水管橋を通った水が各家庭で使えるというのが6月末ということでよろしいでしょうか。そこら辺の細かい話なんですけども。
(市長):
新しい水管橋を通った水は、まず検査しなきゃいけません。検査を経て水質が合格すれば、その水を使っていただくことになります。だからそれは多分5月中には可能だと思うし、近々発表させていただくことになりますので、それが確定した時点で発表させていただきますけどそんなにも時間かからないと思います。
(記者):
じゃあまずは迂回のところじゃなくて修理したところに水を通して、検査をしてそれがok だったら使えるようになるわけですよね
(市長):
その通りです。
(記者):
それは6月末より前になりそうなんですか。
(市長):
だから5月下旬にはその切り替えをさせてもらおうと思ってますので5月中には切り替えできます。
(記者):
あと迂回のおいているところありますね、あそこを県道が使えるようになるのはだいたいいつくらいだと思いますか
(市長):
それはもう早く目途をだしたいと思っているんですけど、切り替えが終われば、あとは撤去したり、いたんでるところを修繕したりっていうところが並行して作業に入ってくるので、なんとか僕は言ってるのは6月中旬を目指せよっていうことで言ってるんですけども、できるだけ今通行止めで非常に多くの方にご迷惑おかけしてますので、早期の開放をなんとか6月中旬には開放できるように頑張っていきたいと思っています。
このページに関するお問い合わせ
市長公室 企画政策部 広報広聴課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1009 ファクス:073-431-2931
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。