市長記者会見 令和5年1月11日
1月市長定例記者会見
【令和5年1月11日(水曜日)10時00分~】
市長発表事項
発表項目
「都市計画道路市駅和佐線」和歌山ICまでの全線開通します
和歌山市の大動脈となるJR和歌山駅、国体道路から和歌山インターに向けての6車線道路が47年越しに完成しました。昭和50年に事業着手してるんですけども、JR和歌山駅の国体道路のところから和歌山インターまでが全線開通することになりました。長年取り組んできた和歌山の大動脈がやっと完成することで、効果としては、市内中心部と和歌山インターが速やかに結ばれる。それと宮街道の国道24号、県道鳴神木広線の渋滞が非常に緩和されることになります。また、今後のJR和歌山駅からの東部地区に向けての発展の核にもなってきますし、緊急輸送道路ネットワークの強化としても効果を発揮するということで、2月4日朝5時に開通する予定です。竣工式等はしないので、朝5時に速やかに開通させていただくことになっています。
~もっと愛される天守閣を目指して~和歌山市のシンボル和歌山城「天守閣」の夜間活用を開始します
これまで天守閣の夜間利用をやっていませんでした。1月12日、明日から受付を開始させていただきます。夜間にもできるだけ親しんでもらおうと思っています。昨年も若手の青年会議所等から夜間利用の要望もありました。いろんな市民の方の意見も踏まえて、もっと天守閣も身近に感じていただき、やっぱり我々の心のシンボルとしても、大事にしていただこうということで、夜の開放もさせていただきます。あんまり派手なものでなく、天守閣という文化的な象徴に合ったような形でご利用いただければと思います。
-阪神・淡路大震災から28年- 市民防災大学講座・図上訓練を実施します
1月17日で阪神大震災から28年になります。非常に多くの方が阪神でお亡くなりになられました。そうした大規模な地震災害等への備えをということで、自主防災活動への講演を1月15日にさせていただくことになりました。もう一つは、職員を対象に当日1月17日に避難所の運営を兼ねた訓練を行いたいと思っています。
厚生労働大臣への要望について
昨年末に国政府の予算の確定で、水管橋の複線化について、補助制度ができました。制度ができたということで、和歌山市の水管橋の複線化について、事業化の目途が立ってきたと思っています。それで、明日12日、厚生労働大臣に令和5年度への事業採択と事業着手の支援を要望させてもらうことになりました。水管橋については、なんとか令和5年度の着手に向けて、国の補助をいただいて、そして速やかに完成に持っていきたいと思っています。もう一つは、厚生労働大臣にお伺いするので、コロナに対して、今2類から5類へという動きも出てきています。できたら我々、保健所を持っている自治体の状況もお話しさせていただきたいと思います。いろいろな課題があり、一番困っているのは、医療従事者であるとか、保健従事者あるいは、介護施設エッセンシャルワーカーが濃厚接触で勤務できないというところが、重症化予防に向けてもいろんな制約になってきています。そうしたことも踏まえて、公費の問題とかいろいろあるんですけども、できるだけ早期に5類へ変えてもらうという要望も併せてさせていただきたいと思います。
2023年の抱負を表す漢字
今年は何とか脱コロナを目指したいと思っています。いろんな活動もやっているんですけども、なかなか高齢者の方が家に閉じこもりがちになってきました。間もなく3年を過ぎようとするんですけども、そんな長い期間、家に閉じこもって、いろんな制約を受けていると、習慣化・固定化してきます。そうしたことが、健康活動だとか健康への弊害や社会活動の停滞、またひいては経済活動への大きな弊害になりつつあります。何とか正常化に向けて、今年やっていきたいということで、今年は「転換」の年だと思っています。そうした中で、和歌山市脱コロナ、そして人と地域のオール和歌山の力で、今年を何とか飛躍の年に、大きな「転換」の年にしていきたいと思っています。そうした意味もあって、今年を「転」という意気込みでやっていきたいと思っています。
発表項目は以上でございます。
よろしくお願いします。
記者の質問事項
(記者)
厚生労働省の要望のことで、2番目の2類から5類への転換ということですけど、こういう話をあまり市役所の中で聞いたことがなかったものですから、もちろんこういう話題があるのは知っていますけども。いつぐらいからこういうのを検討されていたのかとか、例えば保健所の職員からそういう要望があがっているとか、これが出てきた理由をもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
(市長)
これは去年の夏の第7波ぐらいの時からいろんな話題にもなっていました。国の専門家会議でも、9月ぐらいから検討していかなきゃいけないということがありました。特に第7波のように非常に多くの陽性者が出た中で、いろんなところが回らなくなっている。それも踏まえて、検討されてきています。和歌山市でも大変なのは、今濃厚接触者で職場が回っていかないところが非常に多くなってきています。それで、今回第8波に入っているわけですけども、第8波もまだピークが見えてない状況になっています。水管橋の関係がメインだったのですが、併せて地方の実情も大臣にお話できればなということで、保健所とも相談し、要望させていただきます。5類に向けては保健所も課題があります。できるだけ早期に5類入っていければ、いろんな業務がある程度、支障なくやっていけるということで、特に重症化予防の方へ力を入れていけますので、そうしたところをお願いしたいと思っています。
(記者)
天守閣の夜間活用の開始についてです。明日からということで、なぜこういった活用を開始されるのかという、改めて背景をご説明いただくのと、事業者等に向けて市長の方から活用について呼びかけをもう一度お願いします。
(市長)
天守閣の活用については、実は数年前からいろんな話が出ていました。例えば宿泊できるようにできないかとか、一泊100万円とか、そういう高額のお金で宿泊できないかとか、いろんな検討もしてきました。そんな中で、和歌山城天守閣は17時半に閉まります。17時半に閉館されるので、できたらそのあと使いたいという声も、昨年から大きくなってきました。これは特に城ブーム等で、いろんな形で城を活用したいという方も増えてきて、そうした声に合わせて、我々の方でも検討してました。防災上の観点だとか保安上の観点だとか、文化財的な意味からも様々な点で検討して、いろんな方にもご意見をお聞きしました。そうした中で、もっともっと愛される親しみのある和歌山城にもしたいということもあって、今回22時までですけど、夜間開放ということをさせてもらうことになりました。和歌山城はもう和歌山市民だけではなく、県民全体の宝だと思っていますし、大きなシンボルでございます。ぜひこうした天守閣に1回登ってみて、そしていろんな活動をしていただければと思いますので、どうかよろしくお願いします。
(記者)
天守閣の件で、まず伺いたいと思います。市長として、この夜の天守閣っていうのはどんな魅力があるかなと思っていますか。
(市長)
天守閣自体、今は外から見るのが多いんですけども、天守閣を外から見るっていうのもすごく魅力があります。それぞれビュースポットもつくってきました。特に和歌山城ホールの屋上からも見えるように、ここ大分こだわったんですけども。そうしたとこだとか、市役所14階の十四階農園からも見えるようにとか、いろんな形でビュースポット、天守閣を外から見るっていうところはやってきました。やっぱり見ると、どうしてもやっぱり登ってみたいっていう、そこで一度いろんなことやってみたいという方も多いので、私自身はこの天守閣の魅力っていうのは、普段の生活でありえない非日常的な空間にもなるという魅力があるんだと思います。そこを音楽鑑賞であったり、結婚式であったり、いろんな一生の思い出を非日常的な天守閣で作っていただければと思います。私自身もまだ夜に行ったことはないので、新年1月1日の暗い時は行ったことがありますけど、今回、そうした活動というのをやっていただければという思いで今回、開放にしました。
(記者)
具体的にどんな方にどんな活用方法をしてもらいたいなというふうに期待されてますでしょうか。
(市長)
老若男女問わず、子供から大人、高齢者までいろんな形で使っていただければと思います。特に、若い方の結婚式であるとか、一生の思い出に使ってもらうとか、今までにやったことのないような形での活用や音楽会とか特に日本的な音楽であるとかそのイメージに合うようなものをやっていただければと思います。普段の会場では考えられないような、そうした使い方をやってもらえればと思います。これは若い方に限らず、多くの方に活用していただければと思います。
(記者)
厚労省の関係です。まず水道の関係なんですけれども。昨年、補助の制度を新設されましたけれども、明日行かれて、どんな支援を要望される予定になりますか。
(市長)
まずはお礼を言いたいと思います。和歌山をモデルにした形で、リダンダンシーの補助制度ができたということで、制度化していただいたお礼を申し上げたいと思っています。それと併せて、この複線化の事業の採択、その制度への採択をお願いしたい。そうしたところをメインにやっていきたいと思っています。そこが水道についてはメインになるんですけども、もう一つ難しい問題は、新浄水場の建設について、今は全く補助制度がないんですけども、実は令和6年の4月から所管が整備については国土交通省へ変わっていくっていうこともあります。そこはちょっと時間をかけて要望もしていきたいと思いますので、今回は複線化のところに絞りたいと思っています。
(記者)
コロナの関係でお伺いします。コロナの2類から5類への位置付けの転換についてですね、政府は春先に移行しようということに今はなっていますけれども。考え方としては早めに進めていくのか、それとも段階的に進めていくのか、そういう医療機関の混乱とかも含めて、二つに意見が分かれているところですけれども、市長としてはどっちのスタンスでしょうか。
(市長)
ある程度、段階的かなと思っています。一気に行くっていうのはなかなか難しくて、例えば公費負担の問題があります。これはやはり今、公費負担があるから安心して受診できたり、検査してきたりしている。そういう問題もあって、いきなりすべて5類に変わると公費負担のところの問題は出てきます。その辺は、5類って言ってもできればスムーズな形、それと保健所であるとか医療機関でも、いろんな一気に変わってしまうと、非常に混乱してしまうという形にもなりますので、ある程度段階的なんですけど。でも最初の一歩を早く、早期に変更に向けて、進めていただければと思ってます。
(記者)
公費負担の話もありましたけれども、ワクチンとかそれから診療の関係の負担、公費負担というのが、5類に転換されると、その根拠がなくなってしまうというところが一つ課題なのかなと思っています。国の方針はちょっとまだわかりませんけれども、もし5類転換されて、公費負担ができなくなったときに、市民への負担軽減として、今和歌山市として検討されてるようなことはありますでしょうか。
(市長)
今後のコロナの状況がどう変わるかにもよると思います。症状であるとか医療の状態であるとか、その状態によって変わってくると思います。公費負担がなくなった時どうするかっていうところは、その状況を見ながら考えていくことになると思います。
発表項目以外について
質問無し
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