和歌山市地域公共交通計画及び和歌山市都市・地域総合交通戦略を改定しました

 

ページ番号1058721  更新日 令和6年6月25日 印刷 

地域公共交通計画(旧地域公共交通網形成計画)及び都市・地域総合交通戦略改定の経緯

 本市では、平成31(2019)年3月に「和歌山市地域公共交通網形成計画及び和歌山市都市・地域総合交通戦略」を策定し、各種施策に取り組んできました。計画の期間は令和6(2024)年3月までの5年間であり、この度、「和歌山市地域公共交通計画(旧地域公共交通網形成計画)及び和歌山市都市・地域総合交通戦略」を改定しました。

地域公共交通計画(旧地域公共交通網形成計画)とは

 モータリゼーションの進展や急速な少子高齢化の進行により、地域公共交通の維持に困難を生じている現状に対応し、地域公共交通の現状や問題点、課題の整理を踏まえて、多極連携型のコンパクトなまちづくりの実現と持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けた総合的な交通施策を推進していくため、長期総合計画や立地適正化計画等の上位計画や関連計画を踏まえつつ、それぞれの交通機関の役割や、住民や行政も含めた連携方策も明確にしながら、地域公共交通の活性化及び再生を推進するための計画です。

都市・地域総合交通戦略とは

 進展する少子高齢化社会への対応、交通渋滞の緩和、交通に起因する環境負荷の低減等のため、過度に自家用車利用に依存することなく、徒歩、自転車、公共交通等の各モードが連携し適切な役割分担のもと、望ましい都市・地域像の実現を図る観点から、地方公共団体を中心として、関係機関や団体等が相互に協力し、都市・地域が抱える多様な課題に対応すべく、交通事業とまちづくりが連携した総合的かつ戦略的な交通施策の推進を図るものであり、魅力と活力があふれる都市・地域の整備を行うことを目的とした計画です。

*令和6年3月29日付けで、国土交通大臣の認定を受けました。

計画策定の背景

 近年、和歌山市では、人口の流出や減少、少子高齢化、市街地の郊外化(中心市街地の空洞化)が進み、また、車社会の進展により公共交通利用者が減少し、鉄道の廃線危機やバス路線の廃止や減便といった問題が相次いでいます。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響により、公共交通利用者の減少が深刻化し、現在、回復傾向にはありますが、コロナ禍前の水準には戻っていません。

 市内には公共交通不便地域が存在しており、地域住民の移動手段を確保するため、地域が主体となって計画運営する地域バスやデマンド型乗合タクシーを導入し、支援を行っています。また、多様なニーズに対応するため、既存の地域交通に加え、新たな交通システムやMaaS等の研究を行い、導入可能性について検討を行っています。

 今後、多極連携型のコンパクトなまちづくりの実現と持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けた総合的な交通施策を推進していくため、長期総合計画や立地適正化計画等の上位計画や関連計画を踏まえつつ、それぞれの交通機関の役割や、住民や行政も含めた連携方策も明確にしながら、既存の公共交通の維持・活性化を図るとともに、新たなモビリティや新技術の活用も視野に入れ、取り組む必要があります。

計画策定の目的

 本格的な少子高齢化が進む中で、人口減少が続いている本市の状況に対応していくために、市民のニーズや移動実態等を把握しながら、多極連携型コンパクトシティの形成に向け、鉄道、路線バス、タクシー等各交通モードの特性を生かし、各拠点を安心、安全に移動できるよう、徒歩、自転車、公共交通等が連携することで、持続可能な公共交通ネットワークを構築するという理念や方針を市民や交通事業者をはじめとした関係者と共有していくことを目的として、本計画を策定しました。

計画の区域

和歌山市全域

計画期間

2024年度から2028年度まで

和歌山市地域公共交通計画及び和歌山市都市・地域総合交通戦略

分割版

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このページに関するお問い合わせ

都市建設局 都市計画部 交通政策課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1016 ファクス:073-435-1251
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