地方創生
全国的に少子高齢化が進む中、人口減少対策は待ったなしの喫緊の課題として、国と地方が総力を挙げて取り組んでいく必要があります。
国においては、まち・ひと・しごと創生本部を設置し、東京一極集中の是正、若い世代の就労・結婚・子育ての希望の実現、地域の特性に即した地域課題の解決の3つの視点を基本に、個性豊かで魅力ある地方の創生を目指すこととしています。
本市においても、急激な人口減少に歯止めをかけ、将来に向かって活力ある和歌山市を維持するため、和歌山市の地方創生に全力で取り組みます。
和歌山市デジタル田園都市構想総合戦略
本市においてはこれまで、平成27年10月に第1期和歌山市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、地方創生の取組を進めてきました。そして更なる地方創生を推進することを目的とし、令和2年3月に第2期和歌山市まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下「第2期総合戦略」という。)を策定し、持続可能で未来に希望の持てるまちの実現に向け、地方創生に取り組んできました。その後、新型コロナウイルス感染症を契機にデジタル・オンラインの活用が進み、テレワークの普及や多地域居住が現実のものとなったことから、地域の個性を生かしながら地方創生の取組を加速化・深化するため、第2期総合戦略の取組を継承しながら、デジタル技術の活用等を念頭に置いた「和歌山市デジタル田園都市構想総合戦略」を策定しました。本総合戦略では、人口減少社会においても維持できるまちをつくり、「働きたい、住みたいと選ばれ、誰もが住み続けたい、魅力あふれるまち和歌山市」を目指し、実効性のある取組を進めていきます。
地域再生計画(デジタル田園都市国家構想交付金等の支援措置を活用している計画)
地域再生制度とは、地域経済の活性化、地域における雇用機会の創出その他の地域の活力の再生を総合的かつ効果的に推進するため、地域が行う自主的かつ自立的な取組を国が支援するもので、地方公共団体は、地域再生計画を作成し、内閣総理大臣の認定を受けることで、当該地域再生計画に記載した事業の実施に当たり、財政、金融等の支援措置を活用することができます。
和歌山市では地域再生計画の認定を受け、地域再生法に基づく支援措置を活用しながら、和歌山市まち・ひと・しごと創生総合戦略の着実な推進を図っています。
地域再生計画1
名称
和歌山市まち・ひと・しごと創生推進計画
期間
令和2年4月1日〜令和7年3月31日
概要
人口減少・少子高齢化という構造的課題に的確に対応し、将来に向かって活力ある和歌山市を維持するため、まち・ひと・しごと創生法第10条に基づき、市民が夢や希望を持ちながら潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる地域社会の形成(まちの創生)、地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保(ひとの創生)及び地域における魅力ある多様な就業機会の創出(しごとの創生)を一体的に推進し、根付き始めた地方創生の萌芽を長期的に成長させる。
地域再生計画2
名称
城前広場食べ歩き施設整備計画
期間
令和3年4月1日~令和8年3月31日
概要
本市のシンボルである和歌山城前で行う、人々が集い憩う交流空間の創出のための城前広場整備に合わせて観光客が食べ歩きを楽しめる施設を3棟整備し、和歌山城や近隣の商店街、キーノ和歌山などの施設を回遊する観光客の拠点とする。
地域再生計画3
名称
有吉佐和子邸復元整備計画
期間
令和3年4月1日~令和8年3月31日
概要
文化と観光の両面で核となる、本市出身で著名な作家である有吉佐和子氏の邸宅を復元することで、有吉佐和子氏の文学を中心に置きつつ、幅広い分野を横断的に扱い、市民や観光客の文学やまち歩きの拠点とする。
地域再生計画4
名称
和歌山の魅力資源を活用したインバウンド推進事業
期間
令和5年4月1日~令和8年3月31日
概要
人々が安心して訪れることのできるような取組を行いつつ、本市の魅力である、歴史・文化・芸術・スポーツの
魅力資源を活かしたインバウンド推進事業を進める。さらに、市内の魅力を一体的にプロモーション化し、ツー
リズムを提供するなど、地域特有の資源を活用したコンテンツの創出・誘客の促進により、市内全体の周遊につ
なげ、観光客の増加をはかり、「観光地として選ばれるまち」を目指す。
地域再生計画5
名称
スマートシティの推進による持続的な産業まちづくり
期間
令和5年4月1日~令和8年3月31日
概要
社会環境が変化していく中、デジタル化によって、市民生活の利便性向上や安心安全なまちづくり、生産性向上
による稼げるまちづくり等に取り組むのに加えて、官民連携による先端技術の活用や地域ブランドの強化、効果
的な発信を積極的に行うことで、本市が住みたい・働きたいまちとして選ばれ、持続的に成長できるまちを目指
す。
地域再生計画6
名称
地域の魅力を活かしたサスティナブルな移住定住促進プロジェクト
期間
令和5年4月1日~令和8年3月31日
概要
移住支援体制の強化や、安心して就労でき、暮らすことのできる環境の整備、また、「海」や「和歌山城」と
いった重要な地域資源を今後も活かしていくことで、人の流れを生み出し、誰もが住みやすく、住み続けたい、
働きたいと思える持続可能な地域づくりの実現を目指す。
地域再生計画7
名称
若者世代を中心としたまちづくりによる次世代人材育成プロジェクト
期間
令和6年4月1日~令和9年3月31日
概要
若者世代が和歌山市で学び、和歌山市で働くことが叶い、夢や希望を持ちながら潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる地域社会を形成するとともに、地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保及び地域における魅力ある多様な就業機会の創出を一体的に推進することで、急激な人口減少に歯止めをかけ、持続可能で未来に希望の持てる和歌山市の実現を目指す。
地域再生計画8
名称
大阪・関西万博を契機としたわかやまし観光拡大プロジェクト
期間
令和6年4月1日~令和9年3月31日
概要
関西国際空港からのアクセスの良さ等の地理的利点を生かし、インバウンド等の観光客が旅ナカだけでなく旅マエから本市の見どころを認識できるような情報発信や、観光客のスムーズな受け入れのための体制づくり等を通して、大阪・関西万博を契機としたインバウンド等の観光客の増加に努めるとともに、観光客の市内周遊を促進し、滞在時間・消費額の増加を図る。
デジタル田園都市国家構想交付金事業の効果検証
デジタル田園都市国家構想交付金は、デジタル田園都市国家構想の実現による地方の社会課題解決・魅力向上の取組を加速化・深化する観点から、各地方公共団体の意欲的な取組を支援する内閣府の交付金です。当交付金には、令和4年度まで本市でも活用していた地方創生関係交付金にあたる地方創生推進タイプや、デジタル技術の活用により地方の活性化や行政・公的サービスの高度化・効率化を推進するために新たに設立されたデジタル実装タイプ等が含まれます。
本市では、外部有識者で構成する「和歌山市行政評価委員会」における意見も踏まえ、前年度に実施したデジタル田園都市国家構想交付金事業の効果検証を行っています。
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このページに関するお問い合わせ
市長公室 企画政策部 企画政策課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
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