HIV/エイズ、性感染症に関する相談及び検査
HIV/エイズとは
HIVとエイズの新規報告者数は近年、若干の減少傾向にありますが、1年間に1000人前後の人が新たに感染しています。新規報告者のうちおよそ3割が既にエイズを発症して見つかっており、決して油断できない状況です。
【HIVとエイズの違い】
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)はエイズの原因となる病原体です。
AIDS(後天性免疫不全症候群)はHIVと呼ばれるウイルスに感染することで起こる病気です。
【感染経路】
HIVは、日常生活(食事やトイレ、入浴など)では感染しません。
感染経路は、性行為感染・血液感染・母子感染のみです。
日本では、新規に報告される約8割以上が性行為で感染しています。
【感染しているかもと心配なときは…】
血液検査で自身の感染の有無を確かめることができます。
HIV検査・相談について
和歌山市保健所ではHIV抗体検査と相談を実施しています。
- 実施日時
- 毎週 火曜日 午後6時~8時まで
第1・第3 木曜日 午前9時~11時まで - 対象
- 感染の機会があった方
- 無料・匿名。電話予約制。
新型コロナウイルス感染症の影響で中止する場合があります。ご了承願います。 - 感染の可能性から3か月空いていなければ、正確な結果が出ません。
- 症状がある場合には、早期に受診しましょう。
【受診する診療科】
喉の症状があるときは、耳鼻咽喉科に
皮膚症状があるときは、皮膚科に
その他症状があるときは、男性なら泌尿器科、女性なら産婦人科にご相談ください。
性感染症(STI)について
性感染症(STI)は、無症状のことが多いので感染に気付かず、性的接触で人から人へうつすことがあります。代表的な病名は、クラミジア、梅毒、性器ヘルペス、淋病などです。
ひとりひとりが正しい知識を持って、感染予防対策を行う必要があります。
- 和歌山市保健所では、HIV抗体検査と同時に梅毒・クラミジア検査を実施しています(相談内容から必要と判断された場合)。気になる方は、一度下記までお問い合わせください。
なお、HIV/エイズ、性感染症に関する詳しい情報は、和歌山市感染症情報センターをご覧ください。
コンドームについて
性感染症は、性的接触をもつ誰もがかかる可能性があります。
安全な性行動を選択し、自分やパートナーを守りましょう。
1. NO SEX(セックスしない)
HIVを含む多くの性感染症は、性的接触により感染します。ノーセックスも予防のための大事な選択肢です。
2. SAFE SEX(安全なセックス)
二人ともHIVに感染していないことが確実でお互いに他のセックスパートナーがいなければ、二人のセックスは安全です。
3. SAFER SEX(より安全なセックス)
相手や自分が感染していないかどうかわからないときには、コンドームを正しく使いましょう。
<コンドームの正しい使い方>
[1] 中身を端に寄せて傷つけないように開ける。
[2] 表裏を確認。
[3]爪で傷つけないように精液だめの空気を抜く。 [4]勃起したペニスの皮を根元までたぐり寄せ、コンドームをペニスにつけ途中までゆっくりと巻き下す。
[5]かぶせた部分を亀頭方向に動かし、根元の余っている皮を伸ばす。
[6]皮を伸ばしたまま根元まで下す。 [7]装着完了。 [8] 射精したらすぐに、コンドームをおさえながらペニスを抜く。口を縛ってティッシュに包んで捨てる。
コンドームを使いたいが言えない、「使おう」と言ったけれど相手が嫌がった…そんなときには
厚生労働省科学研究費補助金エイズ対策政策研究事業で作成された「ゴムを使うための100の方法」を参考に、自分なりの方法を見つけてみましょう。
http://www.health-issue.jp/the_100_answers_girls.pdf(女子のための)等、3種類ありますので、インターネット上、「ゴムを使うための100の方法」で検索をかけてみてください。
このページに関するお問い合わせ
健康局 健康推進部 保健対策課 感染予防対策グループ
〒640-8137和歌山市吹上5丁目2番15号
電話:073-488-5118 ファクス:073-431-9980
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。