地域自殺対策強化事業について

ページ番号1005459　更新日令和7年2月26日印刷　

　我が国の自殺者数が年間2万人前後を推移し続けている中、和歌山市でも平成22年度から自殺対策事業を実施しています。
　和歌山市における自殺者数は年間60人前後で推移しており、40代から60代の男性に多い状況です。
　ごく限られた人が特別な理由で命を絶っているのではありません。自殺の多くは「健康問題」「経済・生活問題」「家庭問題」等さまざまな問題が複雑に関係し、追い込まれ自殺に至っているのです。この悲しい状況を無くすために、自殺対策について理解を深めるためのパンフレット等を作成し、配布を行うなど啓発活動にも積極的に取り組んでいます。
　また、うつ病夜間相談も開設し、相談体制の強化を図っています。

3月は自殺対策強化月間です

自殺対策基本法では、例年自殺者数が多い傾向にある3月を「自殺対策強化月間」と定めています。和歌山市では、地域自殺対策強化事業として、相談対応や啓発活動を関係機関と連携して行っています。

和歌山市での啓発活動

●令和6年度いのち支えるポスターコンクールの作品展示
　令和7年3月6日（木曜日）～令和7年3月14日（金曜日）　和歌山市役所1階　市民ギャラリー

令和6年度いのち支えるポスターコンクール入選作品展示について

●街頭啓発の実施
　令和7年3月6日（木曜日）　JR和歌山駅前

自殺対策強化月間の街頭啓発について

●和歌山県立図書館での啓発物の配布設置

●和歌山市役所、和歌山市保健所への横断幕の設置

●市報わかやまへの記事掲載

●地域情報誌への広告掲載

●和歌山市ラジオ広報番組「ゲンキ和歌山市」での啓発
　放送予定日：令和7年3月3日（月曜日）

●和歌山市公式LINE、X（Twitter）での啓発

その他、様々な啓発活動を実施します。

第2期和歌山市いのち支える自殺対策計画

　本市では平成28年4月に改正された自殺対策基本法に基づき、平成30年度に『和歌山市いのち支える自殺対策計画』を策定し、「誰も自殺に追い込まれることのない、いのち支える和歌山市の実現」を基本理念に掲げ、関係機関や団体と連携し、全庁を挙げて自殺対策の取組を強化し推進してきました。
　この度、計画期間の終期を迎える令和5年度に、国の方針や本市の自殺の現状、これまでの取組を踏まえ見直しを行い、『第2期和歌山市いのち支える自殺対策計画』を策定しました。引き続き自殺対策を「生きることの包括的な支援」と位置づけ、さらに本市の特徴や課題に即した計画を組み入れ、総合的に自殺対策を推進します。