vol.14 「行政書士が取り組むSDGs活動 ~自分ができるところから~」行政書士やまだ事務所
行政書士やまだ事務所
行政書士やまだ事務所
代表者 山田 和宏(やまだ かずひろ)様
に、お話を伺いました。
*お話を伺って、行政書士の業務の中にもSDGsにつながる取組があることを教えていただきました。SDGs(17の目標)を意識してみると、皆さんの業務の中にもSDGsの取組や取り組むヒントが見つかるかもしれません。
SDGsの実現に向けて、行政書士としてできること
所属している大阪府行政書士会総会(2022年)でのSDGsに関する質問があったのがきっかけで、その時から、SDGsが目指す「持続可能な社会」の実現に向けて、行政書士として何ができるかをずっと考えていました。
まずはSDGsの目標1から17に関して、“個人としてできること”と“行政書士としてできること”を書き出してまとめてみると、SDGsの目標7, 8, 10, 12, 13, 14, 17を達成すべき目標として掲げ、取り組んでいることがわかってきました。そして、その内容を2022年4月に、「行政書士やまだ事務所のSDGsに関する取組」として事務所のホームページに掲載しています。
行政書士やまだ事務所のSDGsに関する取組
目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
紙資源を無駄に使わない。徹底したペーパーレス化の推進で、貴重な紙や森林資源を節約する。
- 顧客への説明資料はタブレット端末を用いる。
- 事務所で保管する資料や申請書の控えは印刷せずにPDFで保存する。
目標8:働きがいも経済成長も
- 積極的なテレワークの推進
- ライセンスの取得と維持管理 *許認可管理の代行で、お客様が本来すべき仕事に集中していただく。
*行政書士の業務
目標10:人や国の不平等をなくそう
-
外国人が日本で暮らすために必要な在留資格の取得、ライセンスのメンテナンス。*行政書士の業務
- 外国人の日本国籍取得の支援、帰化申請の申請サポート。*行政書士の業務
目標12:つくる責任 つかう責任
- 食品ロス削減に「てまえどり」運動への参加と周知活動に力を入れています。
→『つれてって習慣』運動を積極的に実施。スタッフへの参加協力、クライアント、関係者にも情報提供。
*『つれてって習慣』:以下の3つを行うことで食品ロス削減を目指す運動です。
- 賞味期限に近いものから、順番に連れて行く(購入する)
- 食べきれる量だけを連れて行く(購入する)
- 家にある物を思い出しながら連れて行く(購入する)
目標13:気候変動に具体的な対策を
- 不要な電気はこまめに消して消費電力の節約に努めています。
- 自転車や徒歩、公共交通機関を活用
目標14:海の豊かさを守ろう
- マイボトル(水筒)を活用して、ペットボトルごみを減らしています。
- 大阪府と大阪市が推進するプラスチックゴミゼロ運動に協力
- エコバッグの活用
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
- 様々な専門分野をもつ行政書士や税理士、社会保険労務士、司法書士など他士業との連携を深めています。
SDGsの普及啓発活動も“自分ができるところから”
山田様のところでは、SDGsに関して“自分ができるところから”いろいろな分野において普及啓発活動に取り組まれており、いくつか具体的な事例を紹介していただきました。
1.大阪府行政書士会でSDGsについて紹介
(山田様は大阪府行政書士会に所属し、広報を担当)
2022年9月15日発行の支部だより(第129号)の中で、「豆知識:SDGsスタディパネル」(9ページから10ページ)で、SDGsをわかりやすく紹介しています。
SDGsスタディパネルとは、1枚のパネルでSDGsの内容が一目でわかるように作成されたもので、法政大学のデザイン工学部建築学科川久保先生が開発して令和4年4月26日に公開されたものです。このパネルは開発元であるデザイン工学部川久保研究室のホームページ上で公開されており誰でもダウンロード可能です。SDGsを知るのに非常に適したツールです。
SDGsとは将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発と定義、自分達だけの利益を追求するだけでなく、私たちの子供や孫の世代にも配慮した取組の事です。大きく17の目標が掲げられています。最近では新聞やメディアで取り上げられる事が多く、注目度が高くなっています。
SDGsスタディパネルをご紹介したのは、本会の定時総会でSDGsに関する取り組みの質問があったことがきっかけです。恥ずかしながら、私もマスコミで騒いでいるなと言うくらいにしか知りませんでした。その後、SDGsについて調べている時に、川久保先生のパネルを知り、支部の皆様にもシェアしたいと思い支部だよりで取り上げました。
2.SDGsを推進する自治体とパートナーシップ
目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)の目標達成の一環として、SDGsを推進する自治体とパートナーシップを締結しています。
- 堺市が推進するさかいSDGSプラットフォームに会員登録(2022年)(外部リンク)
- 石巻市のSDGsパートナーに登録(2022年)(外部リンク)
- 和歌山市SDGs推進ネットワークに会員登録(2022年)
最後に
最後に、SDGsは誰一人とて取り残さないが理念です。
一個人で出来る事は大したことが無くても、皆が頑張れば大きな流れになります。
いわゆる一燈照隅、萬燈照国です。
先ずは自分ができるところから頑張ります。
(「行政書士やまだ事務所のSDGsに関する取組」より)
《SDGs活動に関する基本情報》
会社・団体名:行政書士やまだ事務所
【SDGs環境・CSRの取組】
行政書士やまだ事務所/ホームページ/行政書士やまだ事務所のSDGsに関する取組
所在地:〒536-0007 大阪市城東区成育5-20-25-101
連絡先:06-6167-5528
SDGs目標について
SDGs目標:7, 8, 10, 12, 13, 14, 17を達成すること、“まずは自分ができるところから”
◎概要
弊所はSDGs活動に力を入れています。ただ弊所の様な個人事業主だと教育機関、役所や大企業の様な活動をすることは現実的に困難です。巷でSDGsの取組事例として取り上げられているものは、予算や人員を掛けた取り組みが多いです。そのためSDGsは私たちの様な個人事業主、中小零細企業には縁のない話と考える方が多い印象があります。SDGsの原則に「誰一人取り残さない」があり、個人でも取組可能な活動も色々あります。弊所が取り組んでいる活動内容も誰でもできる内容が多いです。
そして事務所のホームページに取組内容を掲載し、縁あって和歌山市役所様から取材を受けて、SDGs活動の事例として取り上げて頂ける運びとなりました。
このページをご覧になった方は、このレベルの活動で何をしているのだろうと思われる方も居られると思います。弊所が自身の活動内容を公開するのは、個人レベルでかつお金を掛けない活動でも立派なSDGsになる事を伝えたいからです。SDGs活動は社会問題に目を向けるためのきっかけになると思っています。日々の仕事に忙殺されると、環境問題、飢餓問題、人権問題など社会問題に目を向ける機会は少なくなります。活動をするためには、SDGsパネルを通じて様々な問題や世界の現状を学ぶことになります。社会問題にほんの少しでも意識を向けることで、普段の行動も変わってきます。
一人ひとりは小さく大きな影響を与えないかもですが、大勢の人が行うことで社会に対して良い影響をもたらすことになると信じています。だから弊所は自身の活動をネットや社会に向けて発信し続けます。
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