vol.16 「自分たちにできるSDGs活動で、近隣地域に社会貢献」株式会社サニコン

 

ページ番号1059977  更新日 令和6年10月10日 印刷 

株式会社サニコン

多田有彩氏の写真

第16回目のSDGs活動紹介レポートは、SDGsが目指す持続可能な社会と暮らしの実現に向けて、“「美しい日本を、未来につなげる」ために、水ビジネスを通じて持続可能な開発目標の達成に貢献します”の基本方針に基づいて、“自分たちにできること”として「5つの目標」を掲げてSDGs活動に取り組まれている「株式会社サニコン」から、

株式会社サニコン 総務部 総務課
副主任 多田 有彩(ただ ありさ)様

に、お話を伺いました。

*写真で手に持っているのが、サニコンで使用されている「紙製のファイル」
サニコンでは、プラスチックごみ削減のため、プラスチック製のクリアファイルの使用を廃止して、その代わりに「紙製のファイル」を使用しています。
*紙製のファイルを使用させていただきましたが、プラスチックのファイルと比べても特に遜色なく使用することができました。

今回お話を伺って、

  • これまで行ってきた“自分たちにできること”の活動がSDGsのどの目標にあてはまるのかの視点で見つめ直してまとめられたこと
  • 水の専門家ならではの災害時の活動に“なるほど”、“すばらしい”と思ったこと

などについて紹介します。SDGs活動に取り組む際の参考になればと思います。

参考情報

いろいろご紹介いただいた中で、和歌山市SDGs推進ネットワーク会員登録以降、水をテーマとした身近なSDGs活動に取り組む会社の1つとして、中学校からの社会見学に対応する機会が増え、会社を知って戴く機会や社員のモチベーションアップにもつながっていますとのコメントも戴きました。

1.きっかけは、これまでの活動をSDGs視点で見つめ直したこと

サニコンは、水と環境を専門とするエンジニアリング会社(水処理設備のメンテナンス、給排水設備管理などの“水の専門家集団”)として1979年7月に設立、さまざまな分野に環境ビジネスを展開しています。ちょうど2020年1月に和歌山市がSDGs推進ネットワーク※1を設立した際、サニコンも会員登録したのをきっかけに、これまで行ってきた自分たちにできる地域に密着した活動をSDGs視点で見直し、2020年3月に「サニコンのSDGs~5つの取組~※2」としてまとめて公開しています。

※1:和歌山市SDGs推進ネットワーク
和歌山市は、2019年7月にSDGs未来都市に選定され、2020年1月に和歌山市SDGs推進ネットワークを設立すると共に、さまざまなSDGs推進活動を展開しています。現在も企業・団体からのネットワーク会員参加を募集しています。ネットワーク会員になると、市SDGsホームページ内にある「自己紹介サイト」「SDGs活動紹介サイト」「お困りごとBOXサイト」を活用して自分たちの活動をアピール/相談することができます。

※2サニコンのSDGs~5つの取組~以下のサイトに掲載されています。

2.サニコンのSDGs~5つの取組~

サニコンでは、SDGsの5つの目標3, 6, 11, 12, 14に取り組み、和歌山市のSDGs推進ネットワーク会員として地域に根ざしたSDGsの取組を行っています。
以下に具体的な取組をまとめると共に、水の専門家ならではの災害時の活動事例も紹介しています。

サニコンのSDGs 5つの取り組みの図
サニコンのSDGs~5つの取組~

【目標3.すべての人に健康と福祉を】→「献血活動の継続」

15年以上前から会社近辺で実施される献血には出来る限り全社員が参加し、献血活動を継続しています。

【目標6.安全な水とトイレを世界中に】→「館内再生水の継続」

本社ビル(和歌山市松江)建設(2012年5月)の際、建屋に「排水を出さない中水※3循環システム」を導入し、排水をトイレ用水などに再利用し館内から排水せずに再利用しています。

※3:中水
上水(水道水)として生活用水に使った水を、下水道に流す前に再生処理をしてトイレ用水など雑用水として再利用する水のこと。サニコンでは、この設備を4階に設置しており、きれいに処理してからトイレや掃除に使う水に中水を利用しています。

雨水・排水を再利用する中水循環システムの写真
雨水・排水を再利用する中水循環システム
中水循環システムの“水の流れ”の説明書き
中水循環システムの“水の流れ”

SDGs活動事例-1

紀の川にかかる和歌山市の六十谷水管橋の崩落(2021年10月)により、和歌山市北部が断水した時には、サニコン本社のトイレを無料開放して、地域のみなさまに使っていただきました。

和歌山市北部断水時のトイレ無料解放お知らせの様子
和歌山市北部断水時、トイレ無料解放“お知らせ”の様子

【目標11.住み続けられるまちづくりを】→「災害時避難場所への飲料水の提供」

SDGs活動事例-2

和歌山市と災害時の飲料水提供の協定※4を締結(2020年7月)。常時12L×300本(3600L)の飲料水を備蓄、簡易サーバー4台を寄贈しています。

※4:和歌山市との災害時協定
災害時に避難所が開設された際に必要な数を提供

協定締結式の様子
和歌山市との災害時飲料水提供の協定締結式の様子
尾花 和歌山市長(写真左)、株式会社サニコン 本脇 代表取締役(写真右)

【目標12.つくる責任つかう責任】→「プラスチックゴミの削減」

クリアファイルの代わりに紙ファイルを使用しています。

サニコンで使用している紙製のファイル表側
サニコンで使用している紙製のファイル(表側)
サニコンで使用している紙製のファイル裏側
サニコンで使用している紙製のファイル(裏側)

【目標14.海の豊かさを守ろう】→「海岸清掃」

毎年、磯ノ浦海水浴場の清掃を行っています。

3.まとめ

サニコンの企業ロゴ

株式会社サニコンは、“水の専門家集団”として、“サニコンのSDGs~5つの取組~”に、これからも積極的に取り組んでいくとともに、地域密着型の企業として、近隣地域の安心安全と自然環境に対し、社会貢献を継続していきます。

《SDGs活動に関する基本情報》

株式会社サニコン 総務部総務課 多田有彩氏の写真

会社・団体名:株式会社 サニコン
所在地:〒640-8425 和歌山県和歌山市松江北5丁目1番28号
連絡先:073-454-3255(代表)

営業時間(お問い合せ可能時間)につきましては
月~金(土日祝除く平日)、9時~17時

SDGs目標

株式会社サニコンは、SDGsが目指す持続可能な社会と暮らしの実現に向けて、“サニコンのSDGs~5つの取組~”に、これからも積極的に取り組んでいきます。

SDGs概要

株式会社サニコンは、“水の専門家集団”として、持続可能な地球環境の保全に取り組むとともに、地域密着型の企業として、近隣地域の安心安全と自然環境に対し、社会貢献を継続していきます。

このページに関するお問い合わせ

市長公室 企画政策部 企画政策課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1015
電話:073-435-1322(公民共創室専用)
電話:073-435-1325(統計調査専用)
ファクス:073-435-1213
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。新しいウィンドウで開きます