vol.11 「脱炭素に向けたSDGs活動」リコージャパン株式会社 和歌山支社 和歌山事業所
リコージャパン株式会社 和歌山支社 和歌山事業所
第11回目のSDGs活動レポートは、SDGsが目指す「持続可能な社会」の実現に向けて、“リコーグループサステナビリティの考え方”に基づいて総合的に取り組まれているリコージャパン株式会社 和歌山支社 和歌山事業所の以下の方々から情報を提供いただきました。
和歌山支社 支社長 星 隆公(ほし たかゆき)様
クリエイトフューチャーG 滝本 太郎(たきもと たろう)様
和歌山第二NWSS 森田 一匡(もりた かずまさ)様
~SDGsキーパーソン~
和歌山LAグループ 周参見 奈央(すさみ なお)様
和歌山LAグループ 亀岡 直希(かめおか なおき)様
和歌山第二NWSS 妙中 沙妃(たえなか さき)様
この和歌山事業所は、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの1つとして、2020年4月に“リコージャパンで全国初”および“和歌山県内初”の『ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)』認証を取得した事業所となっています。
また、『ZEB』事業所における環境への取り組みや働き方改革を通した取り組み、お客様の業種に沿った経営課題解決に向けた実践事例をご体感していただけるLiveOffice(ViCreA 和歌山)にもなっています。
※『ZEB』(ゼブ):Net Zero Energy Building
⇒省エネと創エネにより、年間の1次エネルギー削減率を正味で100%以上とした建築物のこと
リコージャパン株式会社 和歌山支社 和歌山事務所
和歌山支社 和歌山事務所のコンセプト
「紀のぬくもりで和をつなぎ和むゼロエネルギー事務所」
『ZEB』を実現するための取り組みについて教えていただきました!
脱炭素社会の実現に向けた取り組みの中でも、省エネと創エネでゼロエネルギーの建物として認証を受け、事業活動をされている点に着目して詳しくお話を伺いました。
リコーグループは、2017年4月に日本企業で初めて“RE100”に加盟しており、『ZEB』事業所は、脱炭素社会の実現と“RE100”の達成に向けた取り組みの一環です。
※RE100:Renewable Energy 100%
⇒事業運営に必要な電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟する国際的なイニシアチブ
「省エネ・創エネ・蓄エネ」の技術と「働き方改革」による行動変容を総合的に取り組むことで、『ZEB』を実現しています。
取り組みポイントは以下の4点です。
1.クリエイティブ技術
→再生可能エネルギーを活用する(創エネ・蓄エネ技術)
・太陽光発電など再生可能エネルギーの活用。
※発電した電気は蓄電池や電気自動車に蓄電し、BCP(事業継続計画)対策としても機能させています。
2.アクティブ技術
→エネルギーを無駄なく効率的に使う(省エネ技術)
・スケジュールや照度人感センサーで、照明/空調を自動制御。
3.パッシブ技術
→必要なエネルギーを減らす(省エネ技術)
・採光クロスや採光窓フィルムを活用した自然光の活用。
4.働き方改革
→働き方改革を融合させる(行動変容)
・上記3つの技術に加え、働き方改革を融合させることが非常に重要だと考えています。
・和歌山事業所では、具体的な実践事例を体感できるLiveOffice(ViCreA 和歌山)を一般公開しています。
ViCreA 和歌山
1.ワークスタイルの実践(フリーアドレス×省エネ)
働き方改革におけるフリーアドレスの運用をスタートしました。
固定席がなくなったことにより、就業時間後は残業スペースへ移動して作業を行います。
この運用により、働き方改革だけでなく省エネ・社員の意識改革・残業時間の削減・業務の効率化にもつながっています。
※17時30分以降、残業スペース以外の照明は順次暗くなり、20時には完全消灯。
2.会議室にとらわれない効率的な短時間ミーティングの実現
必要な時にさっと集まってさっと解散するオープンな打ち合わせ空間を構築しています。
また、リコーインタラクティブホワイトボード(電子黒板)やMicrosoft Teamsを活用し、離れた拠点との打ち合わせ・コミュニケーションの強化を実現しています。
3.有事の際、フリースペースが災害対策室に
太陽光発電や蓄電システムを有する災害に強い事業所で、普段、社員がリフレッシュ時に使用するフリースペースを災害時には災害対策室としても活用できる仕組みとなっています。
“停電の際も独自で電力が確保できる事業所”という点が評価され、2022年には和歌山市と災害対策強化に関する協定を締結しました。
本協定は、和歌山市内において重大な災害が発生した際において、和歌山市から当社に対し当該要請があった場合、可能な限り協力することを定めるものです。当社は本協定によって、『ZEB』事業所の設備を利用した携帯電話・スマートフォンの充電など、和歌山市の皆さまに一層の安心をお届けするとともに、地域に密着した活動を続けてまいります。
その他、SDGsへの取り組み
1.SDGsキーパーソン制度
リコージャパン株式会社には、SDGsを社内外に広げる活動を展開する「SDGsキーパーソン」がいます。
和歌山支社には現在3名のSDGsキーパーソンが在籍し、様々な活動をしています。
近年では、「SDGsキーパーソンになりたい!」ということで入社を決めてくれた社員も出てきました。
参考資料:リコージャパンSDGs活動の歩み (ricoh.co.jp)
2. SDGs研究会
和歌山支社では、定例的に“SDGs研究会”を開催しております。
「SDGsをジブンゴト化」することを目的とし、セミナーやSDGsゲーム・意見交換を通じて、SDGs未来都市をけん引してく企業様へのお手伝いをしております。
3.お客様とともに取り組む脱炭素社会の実現
リコージャパン株式会社では、主要商品である複合機を1台ご導入いただくごとに、お客様に代わり1本のマングローブをインドネシア・フィリピンで植林しています。
※実績 2020年2月~ 計21万本 *CO2の削減率で換算すると、約948t(2021年度)
(写真左から 亀岡様・妙中様・周参見様)
参考資料
リコージャパン和歌山支社のSDGsの取組 (city.wakayama.wakayama.jp)
SDGs活動に関する基本情報
会社・団体名:リコージャパン株式会社和歌山支社
所在地 :〒640-8314
和歌山県和歌山市神前155-1
連絡先 :050-3814-5953
お問い合わせ:taroh_takimoto@jp.ricoh.com
SDGs目標
リコージャパンでは、事業とSDGsの同軸化を掲げ、私たちが「社会課題起点で」業務に取り組み、成果を上げることで、社会課題解決を加速させたいと考えています。
お客様とともに、地球環境・社会・経済のバランスの保たれた持続可能な社会に貢献し、“はたらく”歓びの実現を目指します。
参考資料:リコージャパンのサステナビリティ目標 | RICOH
SDGs 環境・CSRの取り組み
参考資料:サステナビリティレポート2022 (ricoh.co.jp)
SDGsコミュニケーションブック2022 (ricoh.co.jp)
※なお、所属、氏名は2023年1月1日時点のものです。
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このページに関するお問い合わせ
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