和歌山市下水道BCP

 

ページ番号1034043  更新日 令和6年10月22日 印刷 

和歌山市下水道BCP(地震・津波、水害)の策定

~実践的な下水道BCP策定と実効性を高める改善~

下水道は、汚水の排除・処理による公衆衛生の確保、雨水の排除による浸水の防除、汚濁負荷削減による公共用水域の水質保全等、住民の生活、社会経済活動を支える根幹的社会基盤です。もし大規模地震等で下水道がその機能を果たすことができなくなった場合には、トイレが使用できなくなるなど住民の生活に大きな影響を与えるとともに、汚水の滞留や未処理下水の流出による公衆衛生被害の発生や雨水排除機能の喪失による浸水被害の発生など、住民の生命・財産に係る重大な事態を生じるおそれがあります。

下水道BCP(Business Continuity Plan)とは、大規模地震や津波により下水道施設等が被災した状況下においても、適切に業務を執行し、下水道が果たすべき機能を維持することを目的とした業務継続計画です。あらかじめ被災を想定して被害の最小化を図る「減災対策」を実施する目的もあります。
和歌山市下水道部においても、平成27年3月に下水道BCP(地震・津波)を策定したところです。

また、近年では猛烈な豪雨や台風による大規模水害が多発しています。平成30年7月豪雨や令和元年東日本台風では下水処理場などの下水道施設も被災し、市民生活に多大な影響を及ぼしました。
最大震度7を記録した北海道胆振東部地震や令和元年房総半島台風では、広域長期停電が発生し、直接的な被害がなかった地域や施設においても、下水道機能維持のための非常電源の燃料不足など、新たな課題を露呈しています。
このような新たな課題に対応するため、国交省は下水道BCPマニュアルを改訂し、下水道施設の浸水被害に対する対応や、電力、燃料等の長期的、広域的な供給停止に対する対応等を中心に内容の充実を図りました。

これを受け、和歌山市下水道部においても、令和3年1月に同マニュアルに沿って「水害編」を追加し、下水道BCP(地震・津波、水害)として、水害への対策を加えた内容へと改定しました。

 今後も和歌山市下水道BCPの維持改善計画に従って、最新性を保ちつつ、レベルアップを図っていき、来るべき大規模地震や水害に備えていきます。

 

下水道BCP訓練の実施

和歌山市下水道BCPの教育・訓練計画に従い、職員の意識向上や下水道BCP習熟など下水道BCPの定着化に向け、対応手順を実行できるよう訓練を実施しています。

 訓練一覧表

項目

訓練日

第4回和歌山市下水道BCP訓練

平成28年7月25日

第5回和歌山市下水道BCP訓練

平成29年7月25日

第6回和歌山市下水道BCP訓練

平成30年7月20日

第7回和歌山市下水道BCP訓練

令和3年7月29日

第8回和歌山市下水道BCP訓練

令和5年1月24日

第9回和歌山市下水道BCP訓練

令和6年1月30日

第10回和歌山市下水道BCP訓練

令和6年9月30日

 

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このページに関するお問い合わせ

企業局 下水道部 下水道企画建設課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
電話:073-435-1093
ファクス:073-435-1276
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