岸壁上に要救助者を引揚げる訓練を実施しました。

 

ページ番号1012825  更新日 平成28年8月25日 印刷 

 心肺停止状態の要救助者、低体温の疑いがある要救助者など水面に浮かぶ要救助者は「迅速」に陸地まで引揚げ救出、適切な処置を施すことが重要です。
 けれども、落差のある岸壁上に引揚げる場合、「迅速」に加えて「安全」・「確実」に救出することが必要ですが、頭で考える以上に難しいです。
 そこで平成28年6月28日に、中消防署の高度救助隊、特殊消火隊、南分署警防隊の3隊がそれぞれ岸壁付近の水面に浮かぶ要救助者に最先着で到着したとの想定で、「迅速」・「安全」・「確実」に岸壁上まで救出する訓練を実施しました。

飛び込み
 普段は船が着岸するような場所に飛び込むのは、非日常で勇気が要ります。
 このような場所で訓練をおこない、隊員が環境に慣れていくのも救助訓練の目的のひとつです。
引き寄せ
要救助者役の隊員を確保し、岸壁近くまで引寄せます。
担架収容
担架に収容中
陸上では何気ない作業も水面では難しい。
素早い収容技術が求められます。
クレーン
消防車積載のはしご上部に支持点を作り、担架を水平の状態で救出中
垂直
今度は、はしごを使用せずに担架を垂直の状態で救出中
さばいばす
救助用縛帯を使って救出中
最後の岸壁上への引込みが思った以上に難しい。
単梯子
岸壁上への引込みが難しいことを考えて、はしごに救助用縛帯を固定して、はしごと共に引込んでみる。

災害現場や要救助者の状態により、救出方法が変わってきます。  

さまざまな条件下においても対応できるように訓練を重ねていきたいと思います。

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