着衣着火事案が発生!
みなさんは、「着衣着火」をご存知ですか?
少し聞きなれない言葉ですが、料理をしているときの火やたき火の火、仏壇のロウソクの火などによって、人が着ている衣服に火がついて、燃え上がる現象をいいます。
発生件数としては多くないものの、事故が発生すると負傷するケースも多く、最悪の場合は、死に至ることもあります。
令和6年中の着衣着火の発生状況(令和6年9月19日現在)
●調理をしていたところ、コンロの火が着衣に接触し、着火したもの。
事故事例
- 火の点いたロウソクを使用し、線香に火を点けようとしたところ、身に付けていたマフラーに触れ着火。
- ガスコンロで調理中、換気扇を使用しようと思い椅子に上ったところ、コンロの火が着ていた上衣のシャツに着火。
- たき火をしていた際、誤って着衣に着火。
着衣着火の予防
- ガスコンロを使用中、コンロ越しの作業は危険です。火を消してから行いましょう。
- 仏壇のロウソクに火を点けて、お供え物などをする時は、手元にも十分注意しましょう。
- 火を使用するときは、袖、裾の広がった衣服をさけましょう。
- 燃えにくい素材(防炎製品)のエプロン、割烹着、パジャマなどを着用しましょう。
着衣に火がついたときの対処
- 大声で助けを求めてください。また、衣服を素早く脱げる場合は脱ぎ捨ててください。
- 近くに水があれば、水をかぶって消火してください。水道、飲み物、浴槽の水、花瓶の水など手近にあるものをかけましょう。
- 近くに水がない場合は、決して走り回らず、地面に火を押し付けて消しましょう。
- 火が消えたら、119番へ通報しましょう
アメリカで火災予防プログラムの一部として考案された着衣着火時の防衛対策、「ストップ!ドロップ&ロール!(止まって、倒れて、転がって)」をご紹介します。
1ストップ
服に火がついたまま走ると、かえって火の勢いを大きくするので、その場に止まります。
2ドロップ
燃えているところを地面に押し付けます。
3ロール
ゴロゴロ転がることで、服についた火が地面と当たって広い範囲を窒息消火します。
消防局防災学習センターの多目的学習コーナーで着衣着火等を学習しよう!
消防局3階にある多目的学習コーナーでは、着衣着火をはじめとする3つの学習を学ぶことができます。
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