壁の中から出火(低温着火)

 

ページ番号1000140  更新日 令和2年10月29日 印刷 

低温着火火災とは?

木材は、一般的に400℃くらい加熱しないと自ら発火しません。しかし、壁面等を熱に強い材料で覆っていても、長期間熱を受け続けると木材の水分などが蒸発し、木材に小さな穴が多数できます。
その穴に酸素が入り込み、酸化熱が蓄積されて、内部の木材が炭化状態になります。この状態になると低温(100℃程度)の状態でも木材に着火することがあります。

写真:消防隊到着時の状況

和歌山市内で発生した火災です。
消防隊到着時の状況です。


イラスト:矢印

タイルを除去し、壁体内部を確認すると・・・


写真:壁の中から出火

壁の中から出火!!
低温着火火災は、壁体内、天井裏など目にとまりにくい場所で発生し、大惨事になる可能性があります。


写真:コンロの使用状況

コンロの使用状況
コンロと壁体がかなり接近した状態で使用されています。


低温着火を防ぐには?

  • コンロと壁との距離を十分とる。
  • 距離をとれない場合は熱が伝わらない材料を壁との間に設けるなどの対処をする。
  • 大きい鍋や長時間の煮込みは壁から離れたコンロを使用する。

火災予防条例では、ガスコンロなどの火を使う器具の周囲は一定の間隔を空けることになっています。
この間隔がとれないときは、ステンレス板や石膏ボードなどの燃えない板で熱が壁に伝わらない対策をしてください。

イラスト:コンロからの距離は安全のためのものです。

イラスト:防熱板のイメージ図
防熱板イメージ図

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〒640-8157和歌山市八番丁12番地
電話:073-427-0119 ファクス:073-423-0190
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