”夏”くらしの中の隠れた危険
火災といえば空気が乾燥する”冬”のシーズンをイメージされる方が多いのではないでしょうか。
実は、昨年に和歌山市で発生した火災を分析すると、5月から9月の暑いシーズンにも30件の火災が発生しているのです。
中には、夏特有の火災もありますので、以下の事例と注意点を参考に、事故なく猛暑を乗り切りましょう!
古くなった扇風機からの出火
【事例】
扇風機を使用中、扇風機及び周辺を焼損する火災が発生した。
【原因】
約47年の長期使用により、モーターの内部配線の絶縁性能が低下するとともに、ショートし、周辺の樹脂部品に着火したもの。
【注意ポイント】
次の症状がある場合は、電源プラグを抜いて使用を中止してください。
1 スイッチを入れてもファンが回らない。
2 ファンの回転が遅かったり、不規則だったりする。
3 モーター部分が熱い、焦げ臭い。
4 モーターから異常な音がする。
5 コードが折れ曲がったり破損している。
6 スイッチを入れても回らないが、叩くと回り出す。
アウトドア用ボンベが爆発
【事例】
アウトドア用ボンベが爆発し、使用者が負傷した。
【原因】
長期間保管していたアウトドア用ボンベの接続部のパッキンが劣化し、携帯用ガスこんろを接続したときにガスが漏れ、バーナー点火時に引火して接続部分から炎が上がり、ボンベが加熱されて爆発したもの。
【注意ポイント】
1 アウトドア用ボンベは、使用前に容器の劣化などの異常がないか確認してください。
2 使用時は、平坦な場所に置いてください。傾けると液体のままガスが噴出し、炎が高くなります。
3 テントや車内で使用すると、一酸化炭素中毒の恐れがありますので、換気の良い屋外で使用してください。
カセットこんろによる出火
【事例】
カセットこんろで調理中、ボンベが破裂したもの。
【原因】
カセットこんろにホットプレートを載せて加熱したため、カセットボンベにプレートが覆いかぶさった状態となり、輻射熱によりボンベが加熱され、内圧が上昇して破裂したもの。
【注意ポイント】
1 カセットこんろを並べたり、こんろ全体を覆うような大きな鉄板などは使用しないでください。
2 炭の火おこしなど調理以外に使用しないでください。
3 カセットボンベは正しく装着してください。
4 高温になる場所にカセットこんろを置かないようにしましょう。
5 古くなったカセットこんろ及びカセットボンベは、錆びや劣化がないか確認してください。
他にも・・・
PDF形式のファイルをご利用するためには,「Adobe(R) Reader」が必要です。お持ちでない方は、Adobeのサイトからダウンロード(無償)してください。Adobeのサイトへ新しいウィンドウでリンクします。
このページに関するお問い合わせ
消防局 予防課
〒640-8157和歌山市八番丁12番地
電話:073-427-0119 ファクス:073-423-0190
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。