「機能別消防団」始動!
人口減少、少子高齢化社会の到来、産業・就業構造の変化に伴い、全国的にも減り続けている消防団員の確保策として、本年度から、一定の技術経験をお持ちの方に「機能別消防団員」として消防団に入団できる制度を創設しました。本市では平成24年4月1日現在、定数1,750人のところ実員1,618人で132人の定員割れ、平成17年から定員を100人以上割込む状態が続いていましたが、この制度に基づき「OB団員」と「防火広報団員」合わせて67人の機能別消防団員が入団し、この度「和歌山市消防団機能別消防団発足式」を開催、本格的に活動を開始しました。有事の際の消防団力の強化が図られるものと期待しています。
和歌山市消防団機能別消防団発足式
日時:平成24年10月24日(水曜日)午後7時30分~8時30分まで
場所:消防局3階多目的ホール
出席:大橋建一市長、芝本一男消防団長、林正義消防局長、副団長、消防署長ほか
機能別消防団員
機能別消防団員は、通常の消防団員とは異なり、特定の活動のみに参加することで一般の消防団員を補完する役割を持ちます。本市の場合は、「OB団員」と「防火広報団員」の制度を設け、それぞれ特定の役割を持ちます。通常は消火活動や風水害時の警戒、防御活動などは行いません。
OB団員
定年退職した消防職員又は管理監督的な役職に就いていた消防団員の退職者(OB)が入団、長年培った知識と経験をいかして地域の消防分団の実施する消防訓練の指導補助を行います。また、大規模災害などで多くの負傷者が発生した場合には、災害救護活動を実施して被害の軽減を図るとともに、避難所運営などにも加担するといった特定の活動、役割を担います。
防火広報団員
一般公募により楽器の演奏技術が高いなどの方から選考されました。消防音楽隊の隊員に加わりイベント、消防行事、式典などにおいて音楽演奏活動を通じ防火・防災の広報をはじめ、消防団員募集の呼び掛けなどを行います。また、演奏のため訓練を行います。通常は消火活動や風水害時の警戒、防御活動などは行いませんが、大規模災害時における避難所開設時には、避難所運営に加担します。
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