(令和5年10月号)学生の力をまちの活力に
最近、市内各地で専門学校生や大学生など学生の姿を見かける機会が多くなってきました。うれしいことに誘致を始めてから5年間の新規誘致大学数が全国1位となり、さらに市内の専門学校(予備校除く)に通う学生も多くなってきていることから、高校卒業時の地元への進学率が高くなってきました。昨年まではコロナ禍でオンライン授業が多かったようですが、5類への移行で社会が通常に戻るにつれ、一斉に学生が増えたような感じを受けます。和歌山では、これまで県外への進学が多く、それがそのまま県外での就職に繋がり、20代の年齢人口が極端に少なくなっていたのが、ようやく改善されつつあります。
そして、学生は、今、まちの大きな活力にもなっています。この夏の紀州おどりには、多くの大学生、専門学校生が参加し盛り上げてくれました。本町に設置した和歌山市地域フロンティアセンターには、子育てや地域活動支援へのボランティア登録をされる学生が増えています。和歌山城ホールでは、学生たちの発表会やコンテストが開かれるだけにとどまらず、大学間、高校生との世代間の交流拠点になってきました。
学生には大人にない自由度、発想力そして行動力があります。和歌山市は市民が主役のまちづくりを進めていますが、学生が参加されることで、これまでの延長線にない、ワクワクするようなまちづくりが進んでいくと思います。学生の皆さん、このまちを、未来を、是非一緒につくっていきましょう!