(令和4年12月号)春夏秋冬
今年も残すところあと少しとなりました。コロナ禍で花見や盆踊り、祭りなど季節を分ける行事が少なくなり、気がつけば1年が過ぎようとしています。
地域の方々が、顔を合わせる機会も大きく減り、高齢者施設や入院している家族や友達にも会いにくい日々が続いています。これまで伸び続けてきた日本人の平均寿命が令和3年に男女とも低下しました。新型コロナによりお亡くなりになられた方に加え、外出や健康活動の自粛や、日常の活動が希薄になったことも影響しているのではないかと懸念しています。地域や家族など、人と人との繋がりや、実際に顔を突き合わせてコミュニケーションを取ることがどれだけ大切か改めて感じています。
ウィズコロナは、まだまだ続くことを覚悟しなければなりませんが、萎縮し過ぎても弊害が大きくなります。
冬を迎え今年はインフルエンザとの同時流行に備え、和歌山市では、医療機関の御協力を頂きながら保健所や夜間休日医療、救急体制、ワクチン接種などの体制を十分整えるとともに、日常生活の正常化に向けた活動を行っています。感染拡大防止と社会経済活動の両立を図り、コロナ禍という長いトンネルの中で、少しでも出口の明かりが見える方向に進んでいきたいと考えています。
これから寒さが厳しくなりますが、皆様には、健康に十分ご留意頂き、年末年始のイベント行事や地域の活動など楽しく新年を迎えていただければ幸いです。