Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業

 

ページ番号1033434  更新日 令和4年1月25日 印刷 

Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業

~文化財の付加価値を高め、収益の増加等の好循環を創出するための先駆的事業~

火消装束の写真

 和歌山城等の文化財を活かし、まちの賑わいを創出するための「和歌山市の文化財を活かした歴史体感プログラム」が、令和元年度から文化庁で開始された「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」に採択されました。
 和歌山市では2つのプログラムの中で、復元製作した衣装の着付け体験や大名行列の再現等の実施を予定しています。

 

【Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業】
 国指定・選定文化財を核として、往時を再現した復元行事・歴史体験事業の実施、及び当時の調度品や衣装の整備・展示等で歴史的な出来事や当時の生活を再現することにより、生きた歴史の体感・体験を通じて文化財の理解を促進する。

 

プログラム(1)『南紀徳川史』に基づく紀州藩に仕えた人々の再現

【内容】紀州徳川家の歴史書である『南紀徳川史』の記述に基づき、江戸時代の紀州藩の家臣・奉公人が和歌山城で働く様子を再現します。

【事業】火事装束等の復元製作⇒火消行列再現
    奉公人装束の復元⇒奉公人の作業再現
    着付け体験等で活用

プログラム(2)徳川家関係行列図に基づく和歌山城の大名行列の再現

【内容】江戸時代の紀州徳川家関係の行列と『南紀徳川史』の記述に基づき、藩主・家臣の衣装等を復元製作し、大名行列を再現する。

【事業】駕籠、衣装、小道具の復元製作⇒大名行列の再現
    着付け体験等で活用

 

火消行列の再現【令和3年1月10日(日曜日)】

 令和3年新春の和歌山市消防出初式において、紀州徳川家の歴史書である『南紀徳川史』に基づき復元製作した火消装束を初披露しました。和歌山城を舞台に、火消装束を身にまとった消防隊員8名が闊歩することで、江戸時代の火消行列をよみがえらせました。

火消装束

南紀徳川史
『南紀徳川史』巻149・服制第三・服飾図式
「出火出場行装」(松坂市所蔵)

大名行列の実演【令和3年11月3日(水曜日)】

 第53回紀州おどり「ぶんだら節」において、紀州藩の大名行列の一部分を再現しました。公募によって紀州藩主に選ばれた児童が大名駕籠に乗り、大名駕籠を担ぐ「御駕籠之者」や、槍を掲げる「槍持ち」などを率いて総勢40名で和歌山城前を練り歩きました。

大名行列

大名行列 前から

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