友ヶ島アート展示

 

ページ番号1042351  更新日 令和4年2月14日 印刷 

友ヶ島アート展示

2021年秋に開催された「紀の国わかやま文化祭2021」の「カダハク2021」において3名のアーティストにより制作されたアート作品を友ヶ島島内に展示しています。監修の川添善行さん(東京大学生産技術研究所准教授)とともに3名のアーティストは現地下見を行い、友ヶ島の「修験」「軍事」「生活」の3つの側面が想起されるアート作品が制作されました。友ヶ島を散策中に出会えるアート作品をぜひご鑑賞ください。

■カダハク2021とは?

「紀の国わかやま2021」の地域文化発信事業の1つとして、歴史・文化や自然などの豊かな地域資源を有する加太・友ヶ島を舞台に、令和3年10月30日~11月21日までの23日間にわたって多種多様なイベントが開催されました。

 

展示場所map

展示場所map

友ヶ島アート監修

川添

川添 善行さん  Kawazoe yoshiyuki

東京大学生産技術研究所准教授。空想構想一級建築士事務所。国内外にて研究調査、建築・空間設計やデザイン監修等を行う。2014年から川添研究室として加太地域と協力しながら調査やワークショップを展開。2018年に地域研究拠点として同研究室の加太分室地域ラボを開室。同ラボ及びseafood and cafe SERENOの改修において、きのくに建築賞審査員特別賞を受賞。

アート作品

岡崎さん作品

タイトツキ

「行者は聖地へ向かい、猪は島から島へ海を渡る。海中では生き物が塩の流れを受け遊泳し、漁師は船に乗り海に繰り出す。これみな、潮の満ち引き、月の満ち欠け知らずして成立しえず。友ヶ島、かくも身近につき浮かぶか」代表的な生き物である「鯛」で「月」を作った作品。

 

okazakiyuriko
岡﨑 由璃子さん 
Okazaki yuriko

●PROFILE

1984年生まれ。埼玉県出身。日本大工芸術学部美術学科彫刻コース卒業。一本の木から掘り出す木彫技法「一本造り」による力強く素材感を感じさせる造形が特徴。「日常」の中に潜む「非日常」的な造形をテーマに作品を制作。近年は立体絵本と称し、主にテラコッタを使った物語性のある立体作品の制作にも取り組む。

 

 

 

堤さん作品

「ある場所について」  About a Place     ※現在修復中※

加太地区内に残るかつて利用されていた船の繋留用の石からインスピレーションを受け、「確か」と「不確か」の共存をテーマに作品を制作。池尻広場に残る小屋を利用し、テキスタイルを空間に落とし込んだ作品を展示。

 

tutumi
堤 有希さん 
Tsutsumi yuki

●PROFILE

1986年生まれ。山形県出身。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイルデザイン選考卒業後、株式会社布に勤務、2018年退社。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程在学中。物資の空間性、または空間の物質性をテーマに、テキスタイルを主とした素材で作品制作を試みる。建築家とのプロジェクトにも多く携わる。

 

 

石田さん作品

「虚構のアーカイブ」  Fictional Archives

歴史の中で取り残された友ヶ島の市全体の遺構等からイメージの余白を見出し、講演から撤去された遊具や漂着物、コンクリートなどを素材とした作品を制作。南垂水キャンプ場に「生きてきた痕跡」としてのアーカイブをコンセプトとした作品を展示。

 

ishida
石田 真也さん
Ishida shinya

●PROFILE

1984年生まれ。和歌山県出身。大阪成蹊大学芸術学部テキスタイル学科卒業。「廃品はその土地を表す」を自論とする。「みえない力」をテーマに、主に廃材(不要となったもの)を素材に作品を制作。物が生まれたからなくなるまでのサイクルに介入することで、そこに小さなずれが生じ、その際に狂ったサイクルに可能性を見出す。国内外を問わず訪れた土地で集めた商品や漂着物、不要物を主な素材として立体作品を多数制作。

 

 

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