消防職
中消防署 早田 圭佑(消防職)(令和3年3月時点)
迅速な病院搬送と思いやり
中消防署の専任救急隊として勤務しています。傷病者を観察し、状態に合った病院へ迅速に搬送することが主な業務で、状態の悪化が予測される場合には応急処置を実施します。救急車の利用は、本人、家族にとって緊急事態であり、相当な不安が募っています。傷病者に寄り添い不安を緩和する声かけは、救急業務の中でも特に大切です。市民の方々の緊急事態をサポートし、安心感を与える隊員を目指して日々奮闘しています。
経歴(令和3年3月時点)
平成23年採用
所属 | 業務内容 | 年数 |
---|---|---|
消防総務課付 |
和歌山県消防学校 |
半年 |
東消防署 | 救助担当、救助隊 | 2年半 |
北消防署 | 特別救助隊 | 1年半 |
中消防署 | 高度救助隊 | 3年 |
中消防署 | 救急隊 | 現在3年目 |
救命の連鎖で繋いだ命
「家族が突然倒れた」このような通報は少なくありません。現場に行くと傷病者は心肺停止。この場合、心肺蘇生法を実施します。一度、心肺停止になると、血液循環が止まり、脳へのダメージが蓄積し、生活ができる状態に戻るのはなかなか難しくなります。迅速な通報、応急処置、病院内での治療が円滑に繋がらなければ良い結果は期待できません。「先日の傷病者、自分の足で歩いて退院しました」特にこの言葉を聞いた時、命を繋ぐことができたと実感し、本当に胸が熱くなります。
安心して働ける環境が市民の安心と安全に繋がる
就きたい職があり、採用試験を受ける前に一度は考えるのが、職場環境だと思います。
就職活動時、私には和歌山市消防局に勤務する知人がおり、とてもコミュニケーションがとりやすい環境だと聞いたので、採用後への不安な気持ちはありませんでした。話の通り職場環境は良く、時には厳しい指導を受けることもありますが、それは市民の方々のため、また、私の安全のためであり、フォローもしっかりしています。新規採用職員の方々も不安の必要がない、明るい職場環境だと感じています。
チャンスは掴むもの
「一期一会」私が大事にしている言葉です。人との出会いは一度きり、相手に対して精一杯の誠意を尽くす等の意味かと思います。私は普段からこの言葉を意識し、思いやりを持った行動を心掛けています。人との出会いだけでなく、機会というのは何度も巡ってくるものではありません。次の機会があると思わず、今の自分が出来る範囲で全力を尽くすことが大切です。目標があるならば、それを掴もうとする強い気持ちがあなたを成功へと導くでしょう。