消防士(東消防署岡崎分署)

 

ページ番号1055839  更新日 令和6年3月1日 印刷 

東消防署岡崎分署 大倉 光貴(消防士)

【仕事内容】命と財産を守る

職員写真

 消防車で出動し、火災現場で活動する消防隊、救急車で出動し、傷病者の搬送を主な仕事とする救急隊の両方を担う兼務隊として勤務しています。出動以外にも活動に必要な水利(消火栓、防火水槽等)の確認や保全、火災の被害を最小限に抑えるため、店舗や病院、共同住宅等の消防用設備の確認も行います。すべての仕事は、災害から人々の命と財産、大切なものを守ることに繋がっています。

一日のスケジュール

 8時30分

始動点検(出動準備)

 9時00分

達示、外勤(管内調査)、訓練、事務処理等

12時00分

昼食

13時00分

外勤(管内調査)、訓練、事務処理等

17時15分

達示、夕食、休憩

18時15分

事務処理、体力錬成、勉強等

 23時30分

仮眠

6時00分

起床、車両整備、事務処理

8時30分

申し送り、退勤

 

経歴(令和6年3月時点)

令和4年採用 

所属 業務内容 年数

消防総務課

初任教育受講(消防学校学生)

6か月

東消防署

警防第1班

警防隊(火災、火災警戒、救助等の出動、訓練、

水利保全、消防設備の立入検査等)

6か月

東消防署岡崎分署

救急救助第1班

兼務隊(救急、救助、火災、火災警戒等の出動、訓練、
水利保全、消防設備の立入検査等)

現在1年目

【嬉しかったこと】命に係わる仕事のやりがい

 日々の訓練や勉強が災害出動で活かされたときには、特にやりがいを感じます。その中でも、心肺停止状態にあった傷病者が救急隊の処置によって心拍が再開し、その後私たちが病院を引き揚げる頃には、会話ができるほどに回復したことがありました。経験の浅い私がその時の救急活動にどれだけ役に立てていたかはわかりません。しかし、この出来事を目の当たりにし、ご家族から感謝の言葉をいただいたことで、命を救う、命を守る仕事のやりがいやその重要性を再確認することができました

【公務員になった理由】自分なりのやりがいを求めて

 前職では、自分自身の仕事が誰かの役に立っているという実感が得られませんでした。その仕事を続ける将来がイメージできずに転職を決意しました。私が求めたのは、自分なりのやりがいを感じることができる職業です。仕事をしながらそのイメージに合う職業を探し、消防職という結論に至りました。そのときの私の判断は間違っていなかったと思います。

【和歌山市を選んだ理由】大切な人と場所のために働く

 消防職を選んだ私は、和歌山市で働くことを一番に考えました。他の自治体で働く選択肢もありましたが、故郷である和歌山市が大災害に見舞われた時、和歌山市のために第一線で働くためにこの選択をしました。消防吏員でありながら、有事の際に大切な人や場所が多くある和歌山市で救急活動ができないことは、もどかしい気持ちになると想像したからです。また、魅力的で慣れ親しんだ和歌山市に住み続けたいと考えたのも大きな理由の一つです。

【メッセージ】自分の選択に後悔がないように

 私が和歌山市で消防職として働きたいと思ったのには、自分なりに納得できる理由がありました。前職を退職してから試験勉強を始めたので、不安になることもありましたが自分の選択に後悔しないようにとがんばりました。現在も当時の選択を後悔することなく、日々前向きに業務に取り組んでいます。皆さんもつらいことや不安になることもあるかと思いますが、なぜ自分が今の目標に向かっているのかということを忘れずに頑張ってください。和歌山市でともに働ける日を楽しみにしています。

 

仕事風景