北消防署救助隊、引揚救助訓練で全国大会出場決定
北消防署に所属する救助隊が第46回消防救助技術東近畿地区指導会で上位入賞を果たし、平成29年8月に実施される第46回全国消防救助技術大会の出場が決定しました。
引揚救助訓練 和歌山市で12年ぶりの全国大会出場決定!
7メートル下で倒れている人を助け出せ
この競技は、7メートル下に倒れている人を救助隊員4名が安全に迅速に助け出すことを目的とした訓練です。
救助隊員2名が呼吸器(息ができない場所で使う装備具)を装着して、7メートル下までロープを使って降り、倒れている人を運び、上の救助隊員2名と協力して引き揚げます。最後に救助隊員を含めた全員を引き揚げるまでのタイムを競います。
倒れている人を発見!救出開始!
7メートを降下し、2名の救助隊員が倒れている人を探して発見します。
7メートル下は息ができない可能性があるため、2名の隊員は上で呼吸器を装着してから降下します。
訓練開始から倒れている人を発見するまでわずか25秒!
訓練の見せ場。引き揚げ風景
下で活動する救助隊員は、発見した倒れている人を引き揚げ位置まで搬送し、安全ベルトを装着させます。
まず、1名の救助隊員が上の隊員に協力してもらいながら腕の力で7メートル上まで駆け上がります。
そして、訓練の見せ場。上で待機する救助隊員がロープに繋がれた倒れていた人を腕の力で引き揚げていきます。
7メートルを7秒もかからず引き揚げます。
全国大会でも和歌山市の救助技術の高さを披露してきます
写真は向かって左から瀧本消防士長、大林消防士長、小原消防司令補、吉野消防士、そして中央が倒れている人役の畑中消防士です。
引き揚げ救助訓練で和歌山市が全国大会に出場するのは実に12年ぶりの快挙となりました。
災害や一般業務の合間を縫って、毎日毎日人を助ける技術を磨く救助隊員の前向きな姿勢を見てきて、この写真の笑顔ほどうれしいものはありません。
和歌山市には全国に誇れる救助隊がいます。
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