車両解体訓練を実施しました

 

ページ番号1055649  更新日 令和6年2月29日 印刷 

交通救助に備えて

和歌山県消防学校で車両解体訓練を実施

写真:車両解体訓練を実施しました

 令和5年12月18日(月曜日)に和歌山県消防学校で車両解体訓練を実施しました。

 はじめに、車両の窓破壊の訓練を実施しました。車両の窓は、フロントガラスに合わせガラス、サイドウィンドウとリアウィンドウには強化ガラスが使われています。そのため、破壊の仕方や割れ方が違います。

 実際は、車両の中に要救助者がいることを考慮した破壊活動を行わなければならないため、目的に応じた場所のガラスの破壊を安全かつ迅速に行うことが求められます。

車両のドアを開放!

写真:車両のドアを開放しています

 これは、車が施錠されているときや交通事故の衝撃によりドアが開かなくなってしまっている場合に、救助資器材を使用しドアを開放、要救助者を速やかに救出するための訓練になります。

 上記の写真では、コンビツールと呼ばれる資器材を使用し、いかに早くドアを開放できるかを工夫して訓練に取り組んでいます。

車両の持ち上げを実施!

写真:救助資器材を用いて車両の持ち上げを行っています

 救助資器材を用いて重量のある車両の持ち上げを行いました。使用しているのはマット型空気ジャッキという資器材で、ボンベ内の空気をホースから送ることでマットを膨張させ、マットの上にある重量物を持ち上げることができます。

 要救助者の体が事故車両の下敷きになってしまっている際などに使用することで間隙を作り、助け出すことが可能となります。

車両解体訓練を終えて

写真:今回の車両解体訓練で使用した車両です

 今回の車両解体訓練では、車両の様々な箇所からの開放を行い、なおかつ安全、確実、迅速に救出ができるように訓練を行いました。近年の交通事故件数は減少傾向にあり、若手の消防職員も交通事故現場の救助活動を行う機会が少なくなってきています。そのため、今回のような車両解体訓練の経験を積み、現場につなげていきたいと考えています。

 これからも多種多様化する災害に対処できるように日々訓練に励み、市民の皆様が安心、安全に暮らせるよう努めていきます。

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