市長記者会見 令和6年10月22日

 

ページ番号1060351  更新日 令和4年8月4日 印刷 

10月市長定例記者会見
【令和6年10月22日(火曜日)11時~】

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市長発表事項

発表項目

【和歌山共創サミットを開催します!】

おはようございます。10月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目6項目ございます。東京方面での新たなプロジェクトの創出、投資の呼び込み、人材のネットワーク、企業間ネットワーク、そうしたネットワークの構築を推進するために和歌山共創サミットを開催します。第一部と第二部に分かれており、第一部は「食」をテーマにしています。和歌山市には食がたくさんあります。その食を通じた自治体連携であるとか地方創生をテーマに議論いただきます。第一部は10月31日に渋谷ソラスタで、パネリストは株式会社トリドールホールディングの粟田貴也さん、また株式会社バルニバービの佐藤裕久さん、モデレーターは株式会社トイトマの山中哲男さんにトークセッションに加わっていただきます。食で地方創生を図っていけないかというテーマで開催いたします。第二部は11月18日に予定しています。場所は未定ですが、和歌の浦のブランド化をテーマにして、観光による地方創生のあり方と手法について議論していただきたいと思ってます。パネリストとして私も行くことになると思うんですけど、和歌山市、株式会社バルニバービの佐藤さん、株式会社IGPIグループ冨山さん、モデレーターはForbesJAPANの藤吉さんで、非常に今活躍されている事業家の皆さんをパネリストにお迎えして和歌山の地方創生、また今後の振興について議論いただければと思っています。

【~地域住民と築く地域内交通の導入について~川永・紀伊地区で「地域バス」が新たに本格運行を開始します】

川永・紀伊地区は、大規模店舗が閉鎖されたこともあって、計2回試験運行をやっています。新たな大規模店舗ができたこともあり、周辺地域と紀伊駅や大規模店舗を結ぶ地域バスの本格運行を11月1日から通年で開始させていただきます。毎日12便運行で、バスとの接続であるとか鉄道との接続も視野に入れながら、公共交通の振興のために地域バスの運行をさらに進めてまいります。

【令和6年度和歌山市文化表彰について】

和歌山市の文化表彰が決定しました。文化賞は新井貞子さんです。和歌山のマリンバ奏者の第一人者です。和歌山のマリンバ文化の振興に大変貢献していただいた方で、今もマリンバエミールを主宰されている方です。文化功労賞は俳優の岡部たかしさんです。NHKを中心として非常に活躍されています。また寺西一巳さんは、関西方面で非常に活躍されているヴァイオリニストです。文化奨励賞は小寺香奈さんで、ユーフォニアム奏者で和歌山大学の准教授をされています。また団体として和歌山県腹話術協会で、高齢者施設であるとか、社会福祉の関係で非常に貢献いただいています。4人の方及び1団体の文化表彰の受賞者を決定しました。表彰式は11月3日13時30分から和歌山城ホール4階大会議室で行います。

【和歌山市観光発信人の委嘱について】

岡部たかしさんに和歌山市観光発信人になっていただけるということで、文化賞授賞式後の15時30分から和歌山城ホールの特別会議室で委嘱式を執り行わせていただきます。

【東京都北区との連携事業を実施します】

東京都北区と連携事業を実施することになりました。東京都北区は和歌山と非常に縁が深いです。例えば飛鳥山公園は非常に多くの方でにぎわっているんですけども、8代将軍の徳川吉宗公が桜を植えられ、一般庶民の方に開放されて日本の花見の原点になった場所であります。また和歌山熊野神社から勧請した王子神社、伊太祁曾神社から勧請した紀州神社、旧古河庭園があります。旧古河庭園は陸奥宗光伯が邸宅として住まわれて、そのあと古河財閥の所有となりました。和歌山市に非常に関連のあるところで、これまでもイベント等ではお世話になっていましたが、本格的に連携事業をしようということになりました。関西の方面でほぼ同じ人口規模のところと結びたいと、特に和歌山市とは関連が深いので北区から申出をいただきました。津波防災の日で、世界津波の日でもある11月5日に相互応援の協定を結びます。大規模災害を受けた時の食料や飲料水の提供、また車両、資機材等の提供、職員の派遣、被災者の一時収容のための施設の提供、また被災児童、生徒等の一時受入で、それぞれが大規模災害を受けた時に、お互いに協定に基づいて支援していこうという内容で協定書を締結させていただきます。飛鳥山には徳川吉宗公が植えられた桜もありますし、和歌山市とは桜の縁でも繋がっています。桜の剪定枝をお互い分け合いましょうと桜の枝の交換式も協定締結式後に行います。1年ほどしたら根っこも出てきますし接ぎ木もできるということで、飛鳥山の桜の枝を和歌山城公園に、和歌山城公園の桜の枝を飛鳥山にとお互いの吉宗公ゆかりの桜を育てていこうと桜の枝の交換をさせていただきます。次にその他の交流事業ということでいろいろあります。先ほど申し上げたように和歌山市と北区は本当に縁が深い土地柄になっており、北区の隣の文京区にも六義園があります。六義園は柳沢吉保さんが、和歌浦の景色をそのまま六義園に持っていったことで有名なんですけれども、北区を中心としてウォーキングコースを新設したいと思っています。メディアの関係者の方には、11月5日に東京でウォークイベントを実施します。また12月8日に北区で「陸奥宗光伯の生誕180周年講演」を開催します。そうした関連事業を通じて、さらに北区との関係を深めていき、和歌山にもお越しいただき、PRしていただければということで進めていきたいと思います。

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

北区との連携事業についてなんですけれども、吉宗ゆかりの桜の名所があったり、陸奥宗光の旧宅があるなどゆかりの深いところと、そういう分野で連携をするとともに、この防災についてもこういう形で協定を結んで、連携した事業を実施するって非常に珍しいというかユニークだと思うんですけれども、その辺のところ、市長の言葉でどうとらえていらっしゃるのかを伺えますか。

(市長):

防災については今後、南海トラフ巨大地震や首都直下地震等、様々な大規模災害が懸念されています。そんな中でできるだけ広域に連携していくということは非常に大事だと思います。全国的にも相互を応援する体制はしっかりできているんですけども、ただ関連の深いところと普段からの付き合いを通じて、防災関係で支援し合うということは非常に大事だと思っており、北区は人口規模も似ているのでお互い助け合いやすい環境にあると思っています。今回の防災協定は、連携事業の柱の1つとして、非常にありがたいと思っています。

(記者):

観光発信人についてなんですけれども、市長はNHKなどで活躍されてるっていうご紹介なんですけど、私としてはどちらかというと民放の方で非常に注目されてるなあと感じています。委嘱にあたって受けられるときに、何かご本人の言葉ですとか和歌山市出身について何か思いについて、事務方でも構わないんですけれども、何かコメント的なものがあったらご紹介いただきたいのと、市長がどの作品とかをご覧になってるかちょっとわからないんですけれども、岡部たかしさんは大変注目されてる方だと思うので、こういったことを期待するっていう言葉をいただけますか。

(市長):

岡部たかしさんは、俳優として非常にキャリアも長いし、非常に苦労されてきた方だなと思っています。民放も含めていろんなテレビ、ドラマ等でも活躍されているし、最近特にいろんな面で目立っている方だと思います。観光発信人については、我々は非常にありがたく思っています。文化功労賞は俳優としての活躍で、いろんな文化の発展に貢献いただいた方ということで、岡部さんにはお送りしたいとお伝えしたところ、二つ返事で受けていただきました。自分のふるさとである和歌山を発信したいんだよという思いで、観光発信人を受けてくれたことは非常にありがたいし、いろんなメディアを通じて和歌山の発信をしてくれることで、和歌山の地域活性化にも繋がっていくんじゃないかなと期待しております。

(記者):

北区の連携のことで防災面の言及はありましたけど、お互いにゆかりの深い二つが連携することで、観光の面で特に期待されることを改めて市長のお言葉でお願いします。

(市長):

観光の面では和歌山の有名なところが東京の北区にあるということで、特に北区を中心として都民の皆さん等に和歌山市の観光を発信できればと思っています。どちらかというと観光については、和歌山市が東京の方でも発信したいという思いで、観光協定とか観光の交流をさせていただきます。また子供たちの交流では、例えば北区は海がないので子供たちが海に触れる機会も少ないと思いますので、和歌山市の子どもが取り組んでいる海社会のSDGsで北区の子どもたちも一緒に取り組めれば良いと思いますし、観光に限らず幅広くいろんな面で交流していきたいと思っています。

(記者):

地域バスの件なんですけれども、これは地域バスの本格運行が分布図にあるようにいろんなところで広がってきているという認識でよろしかったでしょうか。

(市長):

令和4年度に6ヶ所で地域バスの試験運行をしました。その中で1便あたりの平均乗車人数が1.5人を上回るところで、最終的には3ヶ所になったんですけども、そのうちの2ヶ所は、すでに本格運行を昨年から始めています。残りの1ヶ所の川永・紀伊地区については、大型商業店舗が閉鎖されて、違う店舗に変わったということもあったので、再度実証運行を実施しました。その結果として、1年遅れで市内4ヶ所目として川永・紀伊地区の本格運行がスタートするという形になります。

(記者):

関連してなんですけれども、市内で地域バスの本格運行がいろんな地域で広がっていってるということに関しては、どういうところに期待をされているか教えてください。

(市長):

地域の公共交通は非常に苦戦しています。人口減少化、モータリゼーションの進展ということもあり、公共交通の利用者がどんどん減っている中で、路線バスは廃止される路線も増えてきています。和歌山市でも路線バスが廃止されるところも出てきているわけですが、廃止されたところは、地域の方にもご協力いただき、自分達で運営していただく、そんな形で協議会を設置してきました。協議会が中心となり地域バスを運営していただくことで交通の確保もでき、さらに鉄道駅や路線バスのバス停へつないでいくことにより、公共交通の活性化にもつながっていくと思っています。地域バス、加太地区で実施しているデマンド型乗合タクシー、ライドシェア等を活用して移動しやすいまちづくりをすることによって、どこに住んでいても歩いて暮らせるようなまちになればという思いで進めています。

(記者):

川永・紀伊地区の実証運行ですけれども、イズミヤがあったときの1回目と新たな店舗に変わっての2回目とで実証で何か変化があった点とか、そういうところはありますでしょうか。

(市長):

去年の実証運行結果を見ても、イズミヤの時とほとんど利用状況は変わっていません。買い物に行かれる方は非常に多くて、大規模店舗や病院等も近くにもあったりしますので、そういったところと駅とを結んでいるので、以前と変わらず利用が割と活発にされていると思います。

(記者):

2回の実証を経て同様の利用が見込めるという判断をされたということでよろしいですか。

(市長):

そうですね。1便あたりの乗車人数が1.5人以上というのはガイドラインで決めており、2年連続で、1便あたりの乗車人数が1.5人を下回った場合は、違う方法を考えていただこうということになっていますので、地域の方にもご協力いただきながら、うまく進めていければと思います。

発表項目以外について

(記者):

先日、職員の方が自死された問題で、支援する会の方々が中間報告ということで集会されたんですけれども、その中で少し発表あったんですが、7月2日に人事課と面会した際に市長の方から、それをきっかけにその後ではあるんですけれども、お母様と面会したいというふうなご意向が市の方からあったということだったんですけれども、この事実関係はありましたでしょうか。

(市長):

お母さんから面会したいというお話がありました。もうちょっと前だったような気もしますが。面会させていただくのならやっぱり一対一がいいんじゃないですかとお願いしましたが、理由はよくわからないんですけども最終的に断られました。私としては、お母さんとフランクに話をさせていただくのが一番いいんじゃないかなと思っていました。周りにいろんな人がいるよりは一対一がいいんじゃないかなと思ったんですけど、結果的には断られた形になります。

(記者):

一対一だとできるだけ自由にしゃべれるというか他者を入れない形の方が、市長はしゃべりやすいんじゃないかなということで、そういうお考えだったということですか。

(市長):

公益通報の関係と自死されたというところは、また違った観点があるんじゃないかなと思っています。今審査会の方で公益通報者を守れなかったという観点で、公益通報者を守れたかどうかを議論いただいてるところです。お母さんとは、自死との関係も含めて幅広い話ができる機会があっても良かったかなと思ってるんですけれどもできていない状態です。

(記者):

6月以前からお母様としてはぜひお会いしたいという話があったというふうに聞いてるんですけれども、市側の方は、特に対応していなかったというふうに聞いています。お母様の言い分ですけれども。その中で、公正職務審査会が6月の頭ぐらいに委嘱しますということで発表されて、実際7月8日に委嘱されたと思うんですけれども、その間に市長の方から会えるんだったら会いましょうというお話があったというふうに理解してるんですけれども、これは方針を示した後に委嘱する間に接触するっていうのは、市長としては適正だったというふうに思われますか。

(市長):

お母さんから申し出があったのは公正職務審査会の前だったと思います。その時点でお会いさせていただいてもいいということは返事させていただきました。お会いすることと公正職務審査会というのは、例えば弁護士さんが入ってとなると話は変わってくるかもしれませんが、できればいろんなことも含めてお話をさせていただきたかったので拒否する理由はないかなと思っていました。

(記者):

実際に委嘱される前であれば特に問題はなかったんじゃないかというふうなお考えだったということですね。

(市長):

公正職務審査会の中身に入ってくれば話が別なんですけども、それ以外のところで、息子さんのことであるとか和歌山市としていろんなことをお話できればと思っていたので、特に問題があると考えていませんでした。

 

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