市長記者会見 令和6年11月7日

 

ページ番号1060621  更新日 令和4年8月4日 印刷 

11月市長定例記者会見
【令和6年11月7日(木曜日)10時~】

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市長発表事項

発表項目

【大規模災害発生時の安否確認表示の導入について】

おはようございます。11月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目は5項目ございます。今年の1月に能登半島地震、8月に南海トラフ地震臨時情報が出ました。また10月に和歌山市で局地的な地震が数多く発生したりと、地震に対する市民の危機意識も高まってきています。市民による自主的な防災活動やお互いを助け合うという自助・共助の動きが非常に活発になってきています。自主防災活動として市内でも取組を始めており、大規模地震の発生時の安否確認の表示をしようという動きが活発になってきています。家屋が倒壊した時に家族全員が逃げることができている家には、安否確認の表示をしていこうということで、例えば高松地区・松江地区では黄色いもので全員無事に逃げましたと表示しています。家屋が倒壊していてもそこの住人は無事なので他の家屋の方を捜索してくださいと表示することで、少しでも効率的に捜索をしてもらおうと自主防災組織を中心に動き出しています。楠見地区の一部の自治会では10月20日に、松江地区では連合自治会が全域で11月4日に実施しています。高松地区でも11月23日に実施予定で、避難する時に全員の無事が確認できていれば、玄関付近に黄色いものを結びつけていただければと思います。表示をすることで捜索活動が効率的に行うことができるのでこの活動を市内全域に進めていければと思っています。

【~11月10日はエレベーターの日~市役所のエレベーター内に防災グッズを設置します】

地震時にエレベーターが止まり、長時間閉じ込められることがあります。11月10日がエレベーターの日ということもあり、各エレベーターに非常用の防災グッズを設置します。よく使われる本庁舎の4基のエレベーターには、ブランケットで隠しながらトイレもできる椅子型を設置します。明日から設置予定になっています。今回の設置で庁舎内の全基に防災グッズの整備が完了します。

【第37期竜王戦第5局和歌山対局藤井聡太竜王と佐々木勇気八段の対局が確定しました】

竜王戦の対局が和歌山市で行われることが確定し、これから和歌山市としても歓迎していきたいので、市民上げて盛り上げていきたいと思っています。こども将棋大会も多くの子供たちにご応募いただき、盛況で終えることができました。11月17日は将棋の日で、将棋ブームに向けて非常に盛り上がってきています。明日からJR和歌山駅、南海和歌山市駅をはじめ、市内5箇所に等身大のパネルを設置して、市民の皆さんと共に歓迎していきたいと思っています。藤井聡太さんも和歌山でやるのは非常に楽しみだと言われているので、いろんな形で盛り上げていければと思っています。11月24日から和歌山城内のイルミネーションが開催されますが、その時にタカショーデジテックさんと株式会社ドローンショージャパンさんの協力でドローンショーをやることになっています。竜王に因んで竜のドローンショーもしていただけるということで大変嬉しく思っています。天守閣の上で竜が舞うドローンショーというのは全国初だと思います。また前夜祭と大盤解説会は全国から非常に多くの方にご応募いただきました。やっぱり将棋ブームが到来しているんだなと改めて感じることができました。

【11月11日は介護の日-介護について知ってください-】

11月11日は介護の日で、介護に理解を示すとともに介護従事者の方に感謝を示していこうという日になっています。和歌山市の要介護・ 要支援を含めた要介護認定率がどんどん増えており、65歳以上の方の4人に1人が介護認定を受けています。資料にも記載していますが、コロナの影響があった令和2年頃から要介護認定率が非常に増えています。これからもまだまだ増え続けていくと思いますが、介護のサービスが地域へと移ってきています。これまでは施設での介護が多かったのですが、若干減少気味で、居宅あるいは在宅の方に移行しつつあります。それだけ訪問介護や通所介護が充実してきた面もありますが、これから介護の必要な方が増えてくると予想されるのでしっかりと介護の体制を取っていかなければいけないということと、介護に陥らないよう介護予防に重点を置いていきたいと思っています。健康なうちに筋力を鍛え、フレイルの予防をしていただきたいです。シニアエクササイズとつれもて健康体操の2種類の健康体操を実施しています。是非多くの方に参加していただき、まずは介護予防をしっかり市民の方に取り組んでいただければと思います。是非この介護の日を知っていただいて、介護についての理解を示していただければと思います。

【日本遺産「葛城修験」認定5周年に向けた記念ウォークを開催!~葛城修験道×熊野古道の結節点からはじまるウォークイベント~】

葛城修験道が日本遺産に認定されて、来年6月で5周年になります。5周年記念を前に季節も良くなってきているので、この時期に葛城修験道を一度市民の方にも知っていただこうと11月30日にウォークイベントを開催させていただきます。最近はインバウンドの方もアジア系の方より欧米の方が和歌山市内に宿泊される方が増えてきています。日本の文化や和歌山の文化・歴史を求めて来られる方も多くなっており、市民の方にしっかり知っていただくことも大事だと思い、今回のウォークイベントを実施します。このイベントに限らず、気候の良いこの季節の間にいろいろな場所に出かけていただきたいと思います。

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

竜王戦に関して、和歌山で対局されることが確定したということについて、この機会をどういう機会にしていきたいか、一言改めていただければと思います。

(市長):

竜王戦の対局が確定したのは非常にありがたいと思っています。将棋ブーム到来によって、日本古来の文化である将棋文化を改めてしっかりと普及できればと思います。子供たちにとっても将棋は判断力、思考力や想像力が養われますので、教育面や文化面を通じて将棋をしっかり普及していければと思います。全国でも注目されている8大タイトルの最大のタイトル戦である竜王戦が、この和歌山市で開催されるので和歌山市の魅力をPRできる絶好の機会だと思っています。11月26日の前夜祭、27日28日と2日間にわたる対局を通じて、いろんな方に和歌山市を知ってもらいたいです。和歌山城ホール4階の和室で対局するので、天守閣の昼間と夜の姿等を見ていただけますし、城内のイルミネーションも24日からスタートします。そして現在、勝負めし、勝負おやつ、勝負ドリンクの販売もしています。和歌山市の食をぜひ竜王また挑戦者に味わっていただいて、それが全国に広がっていけばと大変期待しています。

(記者):

大規模災害発生時の安否確認表示の導入ですけれども、あくまでも市として、この表示する取組を進めていく。それぞれの自主防災組織でというよりも市としての取組ということでよろしいでしょうか。

(市長):

始まりは松江地区の自主防災組織から始まったわけなんですけれども、そうした取組は本当に大事だと市として推奨していき、できれば市内全域の自主防災組織で活用いただければということで、市として取組を進めていきたいと思っています。

(記者):

例えば1人でお住まいの方で、避難の際に支援が必要な方はいらっしゃると思うんですけれども、そういう場合は表示をどうするとかの決まりはすでに共通の認識の上で取組をされるということなんですか。

(市長):

すでに資料提供をさせてもらっているんですけれども避難行動要支援者の個別避難計画は、令和7年度までに全地区で立てることになっています。避難行動要支援者の避難計画と今回の効率よく捜索してもらうための活動はまた別の話になります。自主防災組織で今いろいろ取り組んでいただいている中で、まず捜索活動を容易にして、1分1秒を争う命を助けていこうということは非常にいい取組だと思っていますので、市として全域で推奨していきたいと思っています。

(記者):

今の話に関連して松江地区から始まったということなんですけれども、松江地区では始まったばかりなのか、それとも何年か継続してやられていたのか、経緯を教えてください。

(市長):

この運動は黄色いハンカチ運動とかいろんな運動があり、全国的に始まっているところもあります。和歌山市内では松江地区が去年からやろうということで、11月4日の大規模防災訓練と連携してやっています。その前には楠見地区の善明寺地区で10月20日にしています。高松地区では11月23日に実施予定です。全員が無事に避難できたということが確認できれば黄色いものを玄関等に付けましょうといった訓練を実施していくことになるので、今年からそういった取組を進めていきたいと思っています。

(記者):

関連してですが、イメージ的に災害時の病院のトリアージ的なイメージで捉えていたのですが、避難できたかどうかの確認ということは、もう避難所に行かれて不在になっているところにタオルなりを巻くというなんでしょうか。

(市長):

まずトリアージではないと思います。例えば家屋が倒壊していても住人が逃げることができていれば、捜索隊が来たときにその家はもう捜索しなくても大丈夫だとわかるように表示をしていただきます。捜索活動を効率的に行うということが一番の目的になります。避難時に無事だと示していただくのが目的になるので、トリアージとは少し違う意味合いだと思います。

(記者):

家にいてもいなくても無事なら、掲げておくという感じですか。

(市長):

家族が全員逃げられたという確認ができれば示していただきます。それぞれ自主防災組織でも若干考え方が違うところがあるんですけれども、できるだけ統一していくことによってスムーズな捜索活動に繋がると思っています。

(記者):

色の統一ですとか、或いはそれが決まれば市から配る予定とかはございますか。

(市長):

それも考えていかなければと思っています。常に黄色いものがあるかというとそうでもないでしょうし、何でもいいから結びつけようという考え方もあるので、できるだけ統一した方がいいんじゃないかと思っていますので、市の方でも考えていきたいです。

発表項目以外について

(記者):

少し前の話になりますけど衆議院議員選挙のことで、今回区割りも変わったり、変化もあったと思うんですけれども、一区もしくは県内に関して結果についての受け止めなど、何かお話になることがあったらお願いします。

(市長):

まず今回の衆議院選挙から衆議院の区割りが変わりました。1名減になり心配していましたが、比例区の方は石田代議士がなられましたし、いつもお世話になっている公明党の浮島議員が和歌山のためにいろいろやっていただいていますので、そうした面では定数的には現有勢力は確保できたと思っています。一区については、新たに山本さんが当選されて、前衆議院議員の林さんが比例で復活当選されるということで、1区としては2名になっているので、そういう意味では非常に心強いなと思っています。今後は、地域の声をしっかりと届けていき、地域に反映していただきたいと思っています。

(記者):

有吉佐和子文学賞2回目の募集が始まり、前回は高校生や10代の方の応募が大変多かったと思うんですけれども、その応募に対する期待とか、或いは今後の展開とか何かイメージしているものがあれば教えてください。

(市長):

1回目は非常に多くの方からご応募いただきました。県内よりも県外が非常に多くて全国的にも反響が大きかったと思っています。今回も同じようにやるわけですが、さらに県内・市内の方にもできるだけご応募いただければと思っています。市もしっかりとPRしていき、さらに有吉佐和子文学賞を知っていただいて、盛り上げていければと思っています。

(記者):

全国的には衰退傾向にあり、和歌山に呼び寄せられたらいいなと思っているんですけれども、県内というと結局、県内に周知するということですか。

(市長):

そうですね。県内の中高生は割と少なかったと思っていますので、そういう意味では中高生の呼びかけ等についてもしっかりやっていきたいと思っています。

 

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