市長記者会見 令和6年12月6日

 

ページ番号1060982  更新日 令和4年8月4日 印刷 

12月市長定例記者会見
【令和6年12月6日(金曜日)9時30~】

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市長発表事項

発表項目

【鳥獣被害対策の強化について】

おはようございます。12月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日発表項目4項目ございます。和歌山市内でイノシシ等の鳥獣被害が非常に増えています。今年度に入り、まだ11月末ですが、昨年度の1年間分を上回るほど増えています。またイノシシの捕獲頭数も、昨年度1年間で636頭、今年度は11月末時点で1059頭と、昨年度分をすでに上回っている状態です。資料に地図を載せていますが、昨年度と今年度の捕獲場所を赤で表示しています。加太周辺、サニータウンや磯の浦等どんどん市街地の方に出てきており、被害も市街地の方へ及んでいます。そうした背景を受けて、和歌山市では鳥獣被害対策実施隊を組織し、鳥獣被害の防止を強化していきます。もしお近くでイノシシを見つけたり、罠を仕掛けたいという方がいれば、鳥獣被害対策実施隊が相談に乗らせていただきますので、農林水産課へお電話してください。また捕獲されたイノシシの処理等もさせていただきますので、ぜひご相談いただければと思います。少しでもイノシシ等の鳥獣被害を少なくするために和歌山市としてもこれから鳥獣被害対策を強化して参ります。

【マイナンバーカードと健康保険証について】

健康保険証が12月2日から新規発行がされなくなりました。和歌山市内のマイナンバーカードの保有件数が約76.4%とほぼ全国平均並みです。その中で国民健康保険証との紐付けされている方が65.4%、国保加入者の医療機関でのマイナンバーカードの使用割合が12.4%と非常に低い率になっています。マイナンバーカードを持っていない方は、この機会にぜひ申請していただければと思います。市民課の窓口またはサービスセンターで申請の受付を行っています。商業施設での出張申請サポートもしており、土曜日・日曜日に商業施設を巡回して行っています。高齢者施設に入所されている寝たきりの高齢者等には、高齢者施設への出張申請も行っています。1歳未満の方で出生届と同日に申請された場合は、特急発行申請という1週間前後でカードが届く特別な申請になりますので、ぜひご利用いただければと思います。また国外からの転入やカードを紛失された方も、特急発行制度がありますのでご利用いただければと思います。マイナ保険証を持っていない方については、期限切れまでに資格確認書が送付されますので、ご留意いただければと思います。和歌山市としても、スムーズな移行に向けていろいろ準備をしていますので、ぜひご利用いただければと思います。

【和歌山市つつじが丘総合公園にぎわい・スポーツ公園ゾーン オープン】

和歌山市のつつじが丘総合公園が新しく生まれ変わります。今まではテニスコートが主な利用でしたが、子供から高齢者の方まで多世代が利用できる総合公園になります。インクルーシブ遊具広場は、親子で利用できるエリアになります。ライド広場は、キックボードやブレイブボード等、子供たちから大人まで遊べるようなエリアです。健康遊具広場・芝生広場は、健康体操やウォーキング等、上に登れば磯の浦の海岸も見えるエリアになっています。児童広場にはボルダリング遊具があり、垂直ではなく斜めになっているので小さな子供さんでも楽しめます。またローラースライダーもこのエリアで楽しむことができます。スケートボード場は、競技スポーツとしてやりたいという方、或いは初心者の方、様々な方が利用できるスケートボード場になっています。非常に広いスペースで、年間1100円のサブスクでの利用になります。ぜひご利用いただければと思います。オープン日には、オープン式典・施設案内会が9時から10時まで、スケートボード体験教室が10時から14時30分まで、子供忍者学校が11時から12時までといろいろなイベントを予定しています。イベントに参加いただいてこんな施設ができたということを多くの人に知ってもらえればと思います。

【熊野古道世界遺産登録20周年記念!熊野古道・紀伊路のPR動画が完成しました!~田園の風景と共に古道の歴史を感じる~】

熊野古道には99王子あります。実際には101王子と言われていますが、その内9つの王子が和歌山市内にあります。熊野古道が和歌山市に通っているということがあまり知られていないということもあり、世界遺産登録20周年を記念してPR動画を作りました。和歌山市内にも綺麗なところがあり、山口王子をはじめ矢田峠から旧中筋家住宅がある布施屋のあたり、平尾のあたりも非常に綺麗な街道になっていますので、市としても積極的にPRしたいし、多くの方に利用していただきたければと思います。30秒のショート版を本日ご覧いただきたいと思います。本編は7分ありますので、またご覧いただければと思います。

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

鳥獣被害対策の件で、対策の強化に鳥獣被害対策実施隊とありますが、どのようなことをするのか、どういうふうに対策強化に繋がるのかを教えていただきたいです。

(市長):

鳥獣被害対策実施隊は、狩猟免許を持つ非常勤職員の2名が週に2日間程度で被害農家を回ることになっています。例えば、被害が出たから来てほしいと要請があれば、駆けつけて被害の確認や農作物を守るための防護柵の設置方法を指導してくれ、場合によっては猟友会と協力し、檻の設置も検討してくれます。また被害の相談、対策の相談や捕獲に向けた対策も行います。

(記者):

加えて同じ項目で、鳥獣被害は今各地でクマの被害とかが出たりして、農作物もそうですし人への被害もかなり危ないと思うんですけど、今回対策を強化されるにあたっての思いというか、意気込みを聞かせてください。

(市長):

全国的にはクマの被害も出ていますが、和歌山市では今までクマの発見は1回もない状態です。ただ、ないからといって安心はできないので、市としてもしっかり状況把握はやっていかないといけないと思っています。もし近隣市町村で被害が出るようであれば対策を強化して参ります。

(記者):

熊野だったら遠いけど和歌山市だったら行こうかなっていう人が大阪でもいるんですけども、これをきっかけに広がりというか地元の人の協力等は得られそうでしょうか。

(市長):

以前も熊野古道の関連で地域の方や自治会の方と一緒に提灯を吊るしました。協力いただいたところは非常に熊野古道の雰囲気が出てきたんじゃないかなと思っています。また先日、四季の郷に宿泊施設がオープンした時に、近くに熊野古道が通っているということもあり、資料の写真の平尾のあたりが四季の郷の近くなんですけれども、宿泊も兼ねての拠点にしていければと思っています。手頃なところで熊野古道を楽しめるような都市型の熊野古道にして接してもらえるというのもいいんじゃないかなと思っています。9つある王子を知っていただいて、拠点、拠点でこの熊野古道を楽しんでいただければと思いますので、和歌山市としても力を入れていきたいと思っています。

(記者):

鳥獣被害の件に戻るのですが、特に今年度のイノシシの捕獲頭数が非常に増えているということですが、原因はどのように考えておられるのか。また捕獲を増やすということですけど、増加の原因が見えているのであればその辺の対策も必要なのかなと思うのですが、いかがでしょうか。

(市長):

考えられる原因の1つは豚熱です。令和3年ぐらいまで非常に流行りましたのでイノシシの数が減っていましたが、今は治まっている状態なのでまた徐々に増えてきだしたということがあります。もう1つは山の中でイノシシが生活しにくい環境になってきているということもあり、市街地まで出てくるので発見される頭数が増えてきたということもあります。頭数も増えてきて、市街地へ出てきだしたという2つの要因が重なって、今年は非常に増えてきているのではないかと思います。

(記者):

マイナ保険証について、徳島の方で確か7000人ぐらい期限切れの誤表示のトラブルが生じたんですが、和歌山市についてそういったトラブルとか苦情はございましたでしょうか。

(国保年金課):

もしマイナンバーカードが期限切れであるのであれば市民課で手続きという形になると思いますが、現在国保に関しては一般的に来年の12月1日まで期限がありますので、今のところトラブルは特に聞いていません。

(記者):

つつじが丘総合公園のことで、今回は一部のゾーンがオープンするということですが、さっきおっしゃってた多世代の方に楽しんでいただきたいというのがあると思いますが、改めてこの場所をどういうスポットにしていきたいか教えてください。

(市長):

周辺には山もあるし、磯の浦海水浴場もある。また加太に行けば食も、歴史も、文化もあります。非常に環境のいいところでいろんなスポーツができる、そしてにぎわえるというところをコンセプトにしています。今まではテニス場、ソフトボールや野球場としての利用はありましたが、小さい子供さんが遊んだり、親子で遊んだり、高齢者の方が散策したり等はできなかったので、この新たなゾーンがそうした多世代の交流の場、またにぎわいの場となればと思っています。周辺の自然を生かして、さらには健康にも繋がればという思いです。

(記者):

つつじが丘のスケートボード場が和歌山市内初の専用スペースとのことで、スケートボードはこの辺でやると苦情があったりとかも聞くんですけれども、その辺りの整備されたねらいですとかお考えを伺ってもよろしいでしょうか。

(市長):

スケートボードの競技人口は非常に増えてきています。子供たちの遊びの場としても、競技人口が増えてきている中でも、安心してスケートボードができる場所を探していました。地元の説明会のなかでは一部の方に騒音等の面で多少不安が残るという声もあったんですけれども、できるだけ住宅から離れた場所に作るということで、騒音等の苦情といった心配もないと思っています。またスタッフが適宜巡回して、必要に応じ指導していくので、安心してやっていただけると思っています。

(記者):

関連して、スケートボード場を年間1100円のサブスクで利用できるようになったということですが、そのようにされたねらいがあれば教えてください。

(市長):

運営はミズノさんが中心となります。スケートボードは競技的にも1年間あればかなり上達していけるという点と競技スポーツとしてお互いの腕を磨き合うという面でいいんじゃないかと思い、1年間のサブスクになっています。

(記者):

鳥獣被害の件で、イノシシが市街地にも出てきているということで、具体的にご存じの範囲で、どういう市街地での被害が出てきているのか、深刻なものもあるのかというところと、そういう部分に対して市長としてどういうふうに危機感を持っていらっしゃるか、重なる部分もあると思いますが改めて教えてください。

(市長):

以前はイノシシに追いかけられてけがをされた方もおられたんですけれども、市街地には出没していますが、今のところ被害は出ていない状態です。イノシシに出会ったときは、慌てた行動をとらないようにということをお願いしています。できるだけ背中を見せないようにしてゆっくりと後退するであるとか、まず騒がない状態を作っていただければそういった人的な被害は、ある程度防ぐことができると思っています。イノシシが市街地で発見されること自体が大変な状態なので、市街地への出没を防止するという意味で捕獲を強化していく、そのための実施隊を組織してしっかりと対応していきたいと思っています。

発表項目以外について

なし

 

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