市長記者会見 令和7年1月31日

 

ページ番号1061342  更新日 令和4年8月4日 印刷 

1月市長定例記者会見
【令和7年1月31日(金曜日)11時00~】

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市長発表事項

発表項目

【下水道管路施設の緊急点検について】

おはようございます。定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目6項目ございます。八潮市で下水道に起因すると見られる道路陥没事故が生じ、大きな問題になっています。和歌山市は国からの緊急点検の対象地域には入っていませんが、昨日から緊急的に点検を実施しています。昨日は幹線大体90キロの路面性状等を走行して調べました。今日の13時からマンホール等の性状も確認し点検をしていきたいと思っています。和歌山市の公共下水道管の直径は大体20センチメートルから2.2mとそこまで大きい規模ではないのですが、陥没というのは大きな事故にも繋がりかねないということもあり、点検を実施していきたいと思っています。

【「日本版ライドシェア」が和歌山市でスタートします~県下初 令和7年2月7日(金曜日)から運行開始~】

日本版ライドシェアがいよいよ和歌山市で始まります。これまで公共ライドシェアについては、過疎地で運行しているところもありましたが、今回、和歌山市で初めて「日本版ライドシェア」を2月7日から順次開始することになりました。金曜日と土曜日のそれぞれ午後4時から朝の5時まで実施されます。運行事業者は、和歌山県タクシー協会に入っているユタカ交通、和歌山第一交通、伸光タクシーの3社で、使用台数は5台です。運賃料金等は、タクシーと同等料金で、到着地点までの距離が出ますので、事前に確定します。タクシーアプリ『GO』から利用していただきます。今日の午後3時からお披露目会がありますので、ぜひお越しいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【~全国初!消防団のクラブチーム~『和歌山市消防団【公認】広報デザイン部』創設】

消防団のなり手不足、高齢化が大きな課題になっています。地域の安全を守るためにも消防団には積極的に入っていただきたいと思っています。今回若手の消防団員から広報したいんだという声が消防局に上がってきまして、クラブという形で広報デザイン部が発足しました。それぞれの消防分団を越えて若い人達が、交流するというのは初めての取組ですし、消防庁に確認したらクラブとして発足するのは全国初だということです。団員の方から積極的に広報して団員を募集したいという声が上がってきたことは非常にありがたいし、消防局もそれじゃクラブにしたらという提案いただいて、これから消防団に若い人達が参加していただければと思っています。広報の方法としては、ユーチューバーの方もおられますので、それぞれがSNSや動画をあげたりして、わかりやすく消防団のPRをしていきます。それによって団員を増やしていきたいということなので、ぜひ活躍していただければと期待しています。

【発災直後から最前線で救援救助にあたる『消防・警察・海上保安庁』三機関合同で初の「ブラインド型」訓練を実施します】

南海トラフ地震対策は本当に喫緊の課題になってきました。大規模災害時に、まず最初に活動していただくのは地元の消防、警察機動隊や海上保安庁です。そのまず最初に駆けつけて救援救助にあたる三機関が初めて実際の合同訓練を行います。時間が経てば、いろんな広域的なところからも救援が入ってきますが、まず初動体制72時間で人命を助けるということが一番大事なことです。当日は2月12日8時半から開始して、どういう状況かわからない中で、状況に応じた対応をしていくというブラインド型の訓練を実施します。ブラインド型訓練は初の実施になりますのでよろしくお願いします。

【和歌山市役所の魅力を発見!職場見学会及び採用説明会を開催します】

市役所の応募をされる方が少なくなってきています。そういうこともあり市役所の仕事をもっと知ってもらうために、職員との意見交換や普段の職場を見てもらおうと、今回初めての試みで職場見学会を開催させていただくことになりました。職場見学会は、3回開催予定で先着12名です。そして3月9日には職員採用説明会もございます。どの職種も人材不足、人手不足になっていますが、ぜひ市役所にもご応募いただければと思っています。

【令和6年宿泊客数は100万人を突破!ヨーロッパからの宿泊客数が過去最高を記録!】

新型コロナウイルスで宿泊客が非常に減ってしまったんですけれども、過去最高であった令和元年の100万人を突破した数に次ぐ2番目となりました。ほぼコロナ前の状況に戻ってきており、令和6年の暦年で100万人を突破することができました。外国人の観光客も一時かなり減ってしまったんですけれども、順調に回復してきて、令和元年の水準に近くなってきています。ヨーロッパ系の方が非常に増えてきており、令和5年に比べて1.36倍と過去最高になっています。また春節で中国系の観光客もホテルで泊まられていることも多くなってきています。大阪・関西万博で、多くの方に和歌山市にお越しいただければと思っています。

発表項目は以上でございます。よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

下水道管の点検のことについてお伺いしたいんですけれども、昨日の点検の結果では、どのようなことがわかったかというところと国からの緊急点検の対象にはなっていない中で、和歌山市独自で点検をされるということに決めた思いをお願いできますでしょうか。

(市長):

昨日は90キロメートルある幹線について、路面性状に変化がないか、マンホール付近に異常がないかなど車で走りながら確認しました。昨日の点検では性状に特に変化は見られないということですが、今日からマンホールの蓋を開けて、中の状況に変化がないかとか、そういったことについて点検を開始していきたいと思っています。和歌山市には大規模な下水道管がないので、国の緊急点検には含まれていませんが、2メートルぐらいの管径のものもあり、老朽化も激しくなってきているので、陥没が起こると人身事故にも繋がりかねないので、和歌山市としても緊急に点検し、安全を確認していきたいと思っています。

(記者):

和歌山市では浄水の方で大きな陥没がありましたし、送水管が落ちたということもありましたけど、1度経験しているのでそういったところの教訓とかは何かありましたでしょうか。

(市長):

下水も実は過去にありました。そんな大規模でもなかったんですけれども、陥没は所々でよく出てきています。老朽化してその水が漏れて、それで空洞ができることが一番の原因だと思っています。その中で、幹線の下水道管については定期点検をやっています。毎年点検はしていますが、今回の八潮市も点検した結果は異常がなかったということでした。1年経つと状況も変わってきますので、今までの経験等を踏まえ、陥没等があった箇所も見ながら点検していくというところをしっかりやっていければと思っています。ただ人員的にマンホールに入ってというところが和歌山市は難しいです。直径もそんなに大きくはないので、今後新たな方法での点検が必要になってくると思っています。

(記者):

今日の13時から行う点検に関して、対象としてはマンホール何個ぐらいとかそういう規模感はどんな感じなんでしょうか。

(市長):

29ヶ所になります。今日の場所はもう決まっていると思うんですけれども。

(記者):

その29ヶ所はいつぐらいまでに点検をやるということですか。

(下水道管理課):

1週間程度で完了する予定です。

(記者):

ライドシェアの話で、今回県内で初めてということですが、市として今回の取り組みに期待するポイントがどういうところか教えてください。

 (市長):

「日本版ライドシェア」は全国的にも様々なところでスタートしています。今まで、公共ライドシェアということで、過疎地域等で特にタクシーがなかなか来ない交通空白地域でされていたのが大部分でしたが、今回都市部でも「日本版ライドシェア」という形でタクシー事業者が運行することになります。金曜日の夜から翌朝にかけて、あるいは土曜日の夜から翌朝にかけてのタクシーは少ない状態となっていますので、都市部においてライドシェアを導入していけるかどうかについて、検証していければと思っています。また、障害者団体の方からは、夜間の車椅子移動は大変なんだよといった声もあり、今後いろんなニーズに対応できるような「日本版ライドシェア」が普及していくのではと考えています。多様化するニーズへの課題はまだまだありますが、公共交通をこれからしっかり守っていくためにも、「日本版ライドシェア」が必要だと思っています。

発表項目以外について

(記者):

扇の芝の立ち退きが進んで結構更地も多くなってきましたけど、過程と扇の芝を含めた城周りのまちづくりをどういうふうにやっていきたいか市長のお考えをお願いします。

(市長):

扇の芝はもともと江戸時代の和歌山城を復元したいという中の一環です。これまでもいろんなところを復元していけないかと調査を進めてきました。例えば二の丸は、和歌山城の中でも一番中心地であったと聞いています。お殿様もおられるし、政務の中心でもあったし、大奥もあったということです。二の丸の遺跡調査も行いましたが、なかなか建物の跡地が出てこず、石垣の上の櫓群が調査で出てきたので、今後北辺櫓群の復元をやっていきたいと思っています。扇の芝はもともと芝地だったと記録されています。当時の姿を取り戻していければと思い、文化財指定もいただき、できるだけ早期に元の江戸時代の形に復元していければと思っています。

(記者):

できるだけ早期ということですが、具体的な期間とか市長として来年度の当初予算にこういうふうに盛り込みたいというような予定はあるんでしょうか。

(市長):

来年度に大阪・関西万博があるので、それまでに綺麗になればと思っていましたが、立ち退き等の関係があり、少し時間がかかっています。相手方の問題がありますのでできるだけ早期にとしか言えませんが、できるだけ早期に立ち退きを完了し、元の形の復元ができればと思います。

 

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