ブリーチング訓練「コンクリートのその先へ」

 

ページ番号1018320  更新日 平成29年12月28日 印刷 

鉄筋コンクリート破壊訓練を実施しました。

 平成29年12月2日(土曜日)、昨年と同様、和歌山市出島15番地1に所在する「旭コンクリート工業株式会社西部支社和歌山工場」様のご協力で、救助器具を使用し、鉄筋コンクリート破壊訓練を実施しました。

 壁等の鉄筋コンクリートを破壊する技術は、ブリーチングといわれます。地震等により倒壊した建物に進入する場所がなく、コンクリートを破壊しないと進入・救出できない場合に使用します。

【鉄筋コンクリート】
提供して頂いた鉄筋コンクリートです。厚さは、15cmあります。
倒壊した建物の壁に見立てて、訓練を実施しました。

 ブリーチングは、ダーティーブリーチングとクリーンブリーチングに区分されます。

 ダーティーブリーチングは、床や壁等の破壊するコンクリートの近くに要救助者(助けを求める人)がいない場合に、迅速に破壊し、進入・退出路を設定する技術です。

ダーティーブリーチング
救助器具(削岩機)を使用し、ダーティーブリーチング実施中。
【ダーティーブリーチング】
ダーティーブリーチングで破壊完了。

 クリーンブリーチングは、床や壁等の破壊するコンクリートの近くに要救助者がいる場合に、破壊したコンクリート片が要救助者に飛び散らないようにしながら進入・退出路を設定する技術です。

クリーンブリーチング
救助器具(エンジンカッター)を使用し、クリーンブリーチング実施中。
【クリーンブリーチング】
クリーンブリーチングで破壊完了。

 今回の訓練では、両技術の確認を実施しました。

 鉄筋コンクリート破壊訓練は、消防署内での訓練が困難です。「旭コンクリート工業株式会社西部支社和歌山工場」様に訓練場所及び鉄筋コンクリートを提供して頂き、大変有意義な訓練となりました。

 

 

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