要救助者を屋外タンク内から救え!~多種多様化災害対応訓練4~(中消防署)

 

ページ番号1031401  更新日 令和2年10月21日 印刷 

要救助者を屋外タンク内から救え!~多種多様化災害対応訓練4~(中消防署)

屋外タンクを使用してガス酸欠救出訓練を実施しました。

 令和2年10月5日(月曜日)に、和歌山市湊1334番地 花王株式会社和歌山工場の敷地内で、撤去前の屋外タンクを使用させていただきガス酸欠救出訓練を実施しました。

 

●屋外タンク●

写真:屋外タンク

【企画訓練】屋外タンク内で動けなくなった要救助者を救え!

 救助隊長が関係者から事故状況を聴取すると、「タンク内で、エンジンカッターを使用し解体作業をしていた同僚と連絡が取れなくなった」との救助要請であった。

 救助隊員は、検知器でタンク内の環境濃度(酸素、可燃性ガス、一酸化炭素、硫化水素)を測定、測定結果から「酸素、一酸化炭素」に異常を確認する。空気呼吸器を着装した救助隊員が、タンク内へ進入します。

 

●タンク内への進入●

写真:タンク内へ進入準備

 

●タンク内の状況●

写真:タンク内の状況

 

●タンク内からの救出状況●

写真:タンク内からの救出状況

 タンク内へ進入した救助隊員が、要救助者を縛着し、タンク内から要救助者を救出するために、三脚(マンホール救助器具)を用いて救助ロープでタンク上部へ救出します。

 その後、要救助者をタンク上部から地上へ降ろして救出完了となりました。

 

●タンク上部から地上への救出状況●

写真:タンク上部から地上への救出状況

 今回のガス酸欠救出訓練は、花王株式会社和歌山工場様のご厚意で、撤去前の屋外タンクを提供して頂き大変有意義な訓練が実施できました。

 近年、災害が多種多様化してきており、複雑化した災害に対応するために、中消防署職員が一丸となって今後も訓練を積み重ねていきます。

 花王株式会社和歌山工場の皆様、ご協力ありがとうございました。

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