大規模災害に立ち向かえ!和歌山市各署救助隊と防災航空隊との連携訓練!(中消防署)

 

ページ番号1018255  更新日 平成29年12月14日 印刷 

和歌山市各署救助隊と和歌山県防災航空隊との合同連携訓練を行いました!

 平成29年11月23日(木曜日)に和歌山県消防学校で和歌山市各署救助隊と和歌山県防災航空隊との合同連携訓練を行いました。

 和歌山県防災航空隊とは和歌山県内の各消防本部から選抜された隊員(和歌山市消防局からは現在2名が派遣中)が集まる10人の精鋭部隊です。和歌山県のほぼ中央に位置する白浜町南紀白浜空港に基地を構え、要請があれば和歌山県内全域の救助事案、火災事案に出動し、約24分以内で到着します。陸上からの救出が行えない山間部や海上等の状況下では、必要不可欠です。

 

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【訓練風景1:和歌山県防災航空隊ヘリ きしゅう】

 今回は和歌山県消防学校内の訓練場を孤立集落と見立て、地震発生により道路が寸断され、消防車両では現場にたどり着けない状態を想定しています。和歌山市各署救助隊員が防災ヘリに乗り込み、航空隊員と共にホイスト(※1)で降下、現場投入します。

(※1)・・・ヘリを空中で静止させながら機内から隊員を降下させ、傷病者などを救出して機内まで吊り上げるウインチ装備のこと。

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【訓練風景2:防災ヘリから降下する救助隊員と航空隊員】

 地震により座屈してしまった建物内から要救助者の声が・・・。

「隊長、この付近から要救助者の声がします!」

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【訓練風景3:呼び掛けを実施する救助隊員】

 狭隘な空間をほふく前進のようにして、奥へと進入していきます。制限がある中での活動は非常にストレスを感じます。

 

 各隊員が協力し、要救助者を救出することができました。瓦礫等が散乱している建物内から安全・確実・迅速に担架で搬送します。

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【訓練風景4:建物内から要救助者を救出】

 要救助者を防災ヘリに収容、病院へと搬送します。要救助者の不安を取り除くべく、担架に乗った状態のままホイストでヘリに収容します。

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【訓練風景5:防災ヘリへ要救助者を吊上げ】

 救出時間を逆算して、防災ヘリへの収容予定時刻を陸上隊員と防災ヘリ隊員により調整します。もちろん安全に救出することを大前提にした上で、時間との闘いでもあります。

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【訓練風景6:航空隊員と調整を行う指揮調査隊員】

 来たる大規模災害時、我々和歌山市消防局と和歌山県防災航空隊の連携により、市民の尊い生命・身体や貴重な財産を守ることができると確信した訓練となりました。今後もこのような訓練を定期的に行い、大きなひとつのチームとして、災害に立ち向かっていきたいと思います。

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