和歌山市消防団第2方面隊火災防御訓練を実施しました
和歌山市には消防分団が42分団あり、約1,700名の方が消防団員に任命され市民のため、火災等の災害に備えています。
平成28年10月30日、和歌山県消防学校で和歌山市消防団第2方面隊の訓練を行いました。
今回訓練を行った第2方面隊とは和歌山市の南部を管轄している、安原、三田、宮前、高松、田野、名草、和歌浦、雑賀崎、雑賀の9地区で構成する消防分団です。
この訓練は、消防資機材を有効に活用し、火災防御技術の充実強化及び団員の団結を強固にすることを目的に毎年内容を変え実施しています。
今年の訓練は、消防車両3台による、中継放水訓練です。
そして、最近消防団に配備された、消防無線を活用する、通信訓練も盛り込まれています。
消防車両の中継とは、1台の車両では放水できる消防ホースの距離に限界があるので、車両から車両に消防ホースを結合し、さらに次の車両へとホースを結合して、放水距離を延長する隊形をいいます。
消防車両に積載している消防ホースを手びろめで延長しています。
消防ホースは、1本20メートルあり、特殊な金具でホース同士を結合し、距離を伸ばしていきます。
消防無線を活用することで、隊員間の連絡をスムーズにし、「放水始め」などの合図も速やかに伝えられます。
消防ホースの先には、筒先を結合し、火災を模した標的を射抜きます。
このように消防分団は訓練を積み、実際の火災でも消火活動を行い、地域の安全に貢献しています。
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