和歌山市消防団第1・第2方面隊により水防訓練が実施されました。(中消防署)
和歌山市消防団第1・第2方面隊により水防訓練が実施されました。
平成30年5月20日(日曜日)和歌山市消防団第1方面隊・第2方面隊が合同で、和歌山市水防訓練を和歌山市加太にある県消防学校で行いました。
和歌山市水防訓練とは、水災害に備え水防に関する知識及び技能の習得並びに住民の防災知識の普及啓発を図ることを目的として行われている和歌山市消防分団による訓練です。
今年は、和歌山市の中心部を管轄する第1方面隊12分団と、和歌山市の南部を管轄する第2方面隊9分団が合同で訓練に参加しました。
【開会式の様子】
まずは土のう作成!
最初に、土のう(どのう)を作成します。土のうとは、土が入った袋を用いて、水災害による水や土砂が、民家や道路に流れ出てくるのを防ぐ目的で作られます。
作り方は、土のう袋の中にスコップを使って土を入れます。土のう袋の半分くらいを目安に入れますので、完成した土のうの重さは約20キロになります。
この日は、総勢107名によって約10トンの土を土のうに変えました。土のうの数は520個になり、次の訓練に向けて2か所に分けて並べます。
【土のう作成の様子】
次は積土のう工法!
次の訓練は、積土のう(つみどのう)工法です。
積土のう工法とは、「洪水により堤防が沈下した!」「増水により水が堤防を越えそうだ!」
このようなときに、堤防天端(てんば)に土のうを積み、越水を防ぐための工法です。
積土のう工法では、先ほど作成した土のうを使用して訓練を行います。県消防学校には、河川と堤防に見立てた施設がありますので、臨場感のある訓練が行えます。
20キロの土のうを持ち、皆さん堤防を駆け上がります。声を掛け合い、上流側から積み続け、15分後には28メートルの積土のうを作成することができました。
【積土のう工法の風景】
本日の訓練で、水災害に向けての対策や必要な資器材を考える良い機会になったと思います。
これから始まる梅雨や台風シーズンで、この訓練がきっと活かされることでしょう。
皆さま、お疲れさまでした。
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